今回はiOSのKeynoteでムービー(動画)をリピート再生させる方法を記していきます。
2014年9月時点での新しいバージョンでのやり方を記しておきました。OS X版(6.2.2)をお使いの方はこちらの方が参考になるかと思います。
Keynote(プレゼンテーションソフト)でムービー素材【動画素材123FULL】を使って自動再生自動ループできるファイルをつくる(Mac OS X)
最新版iOSのKeynote(バージョン2.0)だとムービー再生ができなかったのですがiOS 7.0.3にバージョンアップした所ちゃんと再生できるようになりました。ただし相変わらずiOS版Keynoteから「自動再生」の設定をするとムービーがちゃんと再生できません。
以下iOS版はバージョン1での説明ですが、バージョン2でも基本同じです。
iOS 7対応機種の新規アクティベートをするとiWorkのアプリが無料ダウンロードできるそうです。
(要はiOS 7対応の機種を新規で買った場合)
「Pages」「Numbers」「Keynote」がダウンロードでき、
その他に「iMovie」「iPhoto」も無料ダウンロードできるそうです。
この中でやはりプレゼンテーションソフトの「Keynote」が無料で使えるというのはかなりインパクトがあります。
今までも便利に使っていた人は沢山いるかと思いますが、その人口がぐっと増えますし。
ノートPC持ち歩かなくてもiPhoneから「Keynote」のスライドが出せて、簡単な修正などもすぐできます。
PowerPointからKeynoteに乗り換える人も結構出てくるんじゃないかなぁと思います。
(レビュー見るとPowerPointとの互換性があまり無いとのご意見を見かけますがPowerPoint書き出しはおまけ機能みたいなもんなのでそこらへんは諦めた方が良いかと思います…)
iCloudに保存すれば例えばMac側で修正したものをiPhone側でも修正されたものが反映できたりするわけですごく便利だったりします。
■で、iOSのKeynoteでムービー(動画)をリピート再生させる方法を記していくのですが、
タイトルに「暫定版」とあります。これはですね…
今現在iOS版Keynoteのバージョン(2013.09.26で1.7.2)だとムービーが自動再生でやるとうまく再生されなかったりします。
・ページにムービーを配置した状態で「プレゼンテーションタイプ」で「自動再生」にすると最初の数秒間だけしか再生できないというものです。
1分あっても数秒だけの再生です。これでは使えません。
やりたい事としては、ページにムービーを配置した状態で「プレゼンテーションを繰り返し再生」をオン。「自動再生」にして触らなくてもずっとムービーが再生されている。
なのですが、現状iOS版Keynoteだけでそれをやるのは無理なので、Mac側のKeynoteでファイルをつくってそれをiOS側に持っていってムービーをリピート再生させていきます。なので(暫定版)です。今後改善されたら良いんですけど。
まず必要なものは
・MacOS XのKeynote
・iOSのKeynote
・Keynoteを再生する為のiOS端末(今回iPhone4SとiPad2で動作確認しました)
です。
まずMac版Keynoteを立ち上げます。
「新規書類」でスライドのサイズは「1920×1080」(他のサイズでも可)で適当にテーマを選んで立ち上げます。
・編集エリアというテキスト部分がありますが、これは消しちゃって構いません。
・何も無いこの中にムービーファイルを入れます。ここではムービーをドラッグアンドドロップで入れます。
ムービーを入れたら位置など調整してください。
参考にですが、ここで入れたムービーのエンコードはこのようになっています。
x264エンコーダーとなっていますがH.264でも特に問題は無いはずです。
・ムービーを選択した状態で「インスペクタ」を開きます。
・すると小さいウィンドウが開きますので一番右にあるQuickTimeのアイコンをクリック→「繰り返し」から「再生の繰り返し」を選択します。
iOS版だとこの設定が見当たらないんですよね。
それと一番左のKeynoteのアイコンをクリックして「スライドショーの再生を繰り返す」をチェックしてください。
(ムービーが繰り返し再生されてるのでここの設定は飛ばしちゃっても可)
・これでムービーの繰り返し再生の準備が出来たので保存します。
ここではiCloud上に保存します。
iCloudに保存できないという方は「システム環境設定」の「iCloud」を確認してください。
「書類とデータ」にチェックを入れます。
・iPhoneもしくはiPadのKeynoteを立ち上げます。
と、その前に設定を確認します。
「設定」→「iCloud」→「書類とデータ」と「Keynote」をオンにしてください。
それと「設定」→「Keynote」で「iCloudを使用」をオン
そしてiOSのKeynoteを立ち上げます。そうするとiCloud上にあるファイルがダウンロードされます。
ここまでやってもうまくいかない場合はiPhone・iPadを再起動した方が良いかもです。
ダウンロードが完了したらそのファイルを開きます。
右上にある再生ボタンを押すと再生が開始されます。
ムービーがずっとリピート再生されるはずです。これでデジタルサイネージ的な使い方ができます。
実際にデジタルサイネージとして運用する時はアクセスガイドを併用すれば安心かと思います。
以前のブログ記事で写真のスライドショーを使った動画再生のループ方法を書きました。スライドショーでアクセスガイドは大変残念な感じになりましたが、Keynoteではちゃんとできます。
以上iPhone・iPadのiOS版Keynoteでムービーをループ再生する方法(暫定版)でした。
iOSだけでムービーのループ再生設定ができないとか、1個のムービーしか再生できないに等しいので複数ページのスライドを交えて繰り返し再生ができないとか色々あるんですが、
Keynoteでムービーのループ再生はこれが現状ベターな方法かと思います。
「Keynoteじゃなくても良いんじゃない?」と言われてしまうとまぁそうなんです。ムービーの上にテロップ載せたりその修正がかんたんだったり1ページ内であれば色々レイアウトできるとかiCloud経由だから出先のiOSマシンですぐに修正ファイルを受信できるとかそんくらいのもんです。
2014年9月時点での新しいバージョンのやり方を記しておきました。
Keynote(プレゼンテーションソフト)でムービー素材【動画素材123FULL】を使って自動再生自動ループできるファイルをつくる(Mac OS X)
■気を付ける事は
ここではiCloudで説明しましたが、iCloud上にあるデータを消してしまうと他の端末でも見れなくなってしまう事です。(当然といえば当然で)
ですので消す前に必ずバックアップはとっておきましょう。
・プレゼンテーション一覧の右上にある「編集」を押します。
・バックアップをとりたいファイルを選択します。
・左上にある矢印アイコンをタップします。
・ここでは「iTunesにコピー」を選んでみます。
・左の「Keynote」を選びます。
・コピーされます。
・MacにバックアップをとったiPhone・iPadを繋げます。
・デバイスを選んで「App」からKeynoteを選ぶと先ほどバックアップしたファイルがあるのでこれを選んでMac側に保存します。
こんな感じでファイルのバックアップがとれます。
ファイルのバックアップをとってからiCloud上のファイルを消しましょう。
投稿者プロフィール
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もうだいぶ前からになりますがクラブVJをやっていました。 そこから映像関係のお仕事をやるようになり、コンサートや企業プレゼン、展示会などのムービーを創ったり、時にはプレゼンテーション素材をつくったりするようになりました。
今はPVなども制作したり動画素材を配布・販売したりしています。
■書籍も出しました【動画素材123+45】168本のFHD動画素材を収録しています。
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