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Keynote 雑多な感じ

KeynoteのMacOSX版とiOS版の互換性とかを調べてみた。

投稿日:2012年12月23日 更新日:


最近プレゼンテーション作成ソフトの「Keynote」がMac版iOS版共にアップデートされて、Mac版とiOS版の互換性がかなりよくなったと感じたので互換性と他に気になった所を書いてみます。




2012/12/12時点のバージョン
Keynote Mac版 5.3
Keynote iOS版 5.3
Keynote関連記事
Keynoteで絵コンテ用紙(ストーリーボード)のファイルをつくってみる。(Mac OS X)



■Mac版Keynoteでつくった1280×720などの16:9でつくったファイルがiOS版Keynoteでも16:9で開けるようになりました。

以前のバージョンまでは16:9でつくったものをiOS版で開くと強制的に4:3へ変形していました。
ただし自分の環境iPhone4SではiOS版Keynoteからは4:3のプレゼンテーションファイルしか作成できないんですが、ここらへんはiPhone5だと何か違うのかな?


■iCloudで保存しているファイルを、MacとiOSなどで両方開いている場合にどっちかで修正などの変化があった時はMac・iOS両方に修正が反映されます。
(考えてみれば同じファイルをいじっているわけですから)

ただし両方で同じファイルを開いている時に、両方で違うようにいじってしまうと矛盾が生じるわけで、どっちかを残すように催促されます。ごっちゃになってしまわないようにファイルをいじる時は一つの端末のみでいじる方が良いです。



Keynoteにビデオファイルを埋め込んで再生できる。

こちらで確認したのは960×540のMP4ファイル(ビットレートは3.7MB/秒くらい)をMac版Keynoteで埋め込んでみましたが、こちらはiOS版Keynoteでも再生できました。

QuickTime(.mov)のアニメーション圧縮アルファチャンネル付きのものは再生できませんでした。


■エフェクト(アニメーション)の互換性ですが、

Mac版Keynoteで設定した「コンバージェンス」がiOS版Keynoteで機能しませんでした。
Mac版Keynoteのエフェクト(アニメーション)はその「コンバージェンス」以外は動いているかと思います。多少挙動が違うように思えるものもありますけど。(シマーがiOS版の方がきめ細かいです。)
あんまり細かくオプションなどは確認していないですが、ほぼ互換性はとれているんじゃないかと思います。

iOS版Keynoteのみでつけられるエフェクト(アニメーション)で
「コンフェッティ」「スオッシュ」「ピボット」「ブラインド」「渦巻き」
とありますが、これらはMac版Keynoteでも再生可能でした。

ここらへんつけれるエフェクト(アニメーション)は統一してほしいなぁとは思います。

(2013/05/04追記)
Macで作成している時に気を付けた方が良いのはエフェクトによっては処理が重いのでiPhoneやiPadでは再生がカクつく場合があります。iPad2だとパワーが無いのでその傾向がよくみられます。特にキラキラ系のエフェクト(シマーなど)を重ねたり他の動きやエフェクトと一緒にしてしまうとカクつきます。その場合はエフェクトのタイミングをずらす、他の軽いエフェクトに変えるなどの対策はした方が良いです。
グラフのエフェクトも重い傾向があり、出てくるまでにだいぶ時間がかかったりします。


■ディゾルブの互換性ですが、

Mac版Keynoteで設定した「アナグラム」がiOS版Keynoteではだいぶ挙動が違います。
というかオプションの「方向」で「アーク」というのがiOS版Keynoteでは無いですね。
他のディゾルブに関してはMac版Keynoteで設定したものはiOS版Keynoteでも動いています。(オプションまでは細かく調べられていないです)

■PowerPointへの書き出しで互換性はあきらめた方が良いです。


■その変わりQuickTimeムービーでの書き出しをした方が良いかと思います。

ポイントとしては、
・設定してある「スライドのサイズ」で書き出す。通常はその「スライドのサイズ」で書き出すかと思いますが。



・圧縮コーデックはH264で十分かと思いますが荒れが目立つ場合は他のコーデック(PhotoJPEGなど)試した方が良いかと。

・フレームレートを59.94もしくは60にすると良いです。29.97や30だとどうしてもビデオっぽく見えますので。


・その書き出したものをWindows版のQuickTimeプレイヤーで再生すれば大丈夫です。
他のプレイヤーではダメですからね。


■かなり互換性が高くなりましたのでおおざっぱにMac版Keynoteで制作して、後は出先でiOS版Keynoteで修正→プレゼンとかという流れが良いかなと思います。
iCloudで保存するのは便利かと思いますが、出先の場合ではネットの状況によっては大変な場合もありますので、ファイルサイズをなるべく軽くしたり、iTunesを通してMacからiOS版Keynoteにファイルを移しておくなどはしておいた方が安全ですね。

ちなみにフォントに関しては僕の場合ヒラギノしか使っていないのでそこらへんはわからないです(;´Д`)







ブログ書いている人のプロフィール
ES... (エス...) モーショングラフィックデザイナー  (と言うことにしています。)

■経歴みたいなの
2009年12月に「まるごと FREEでつかえる動画素材123」という本を出させていただきました。おかげさまで重版もされました。2012年1月には3刷決定。動画素材123本収録しています。
http://bit.ly/douga123


もうだいぶ前からになりますがクラブVJをやっていました。 そこから映像関係のお仕事をやるようになり、コンサートや企業プレゼン、展示会などのムービーを創ったり、時にはプレゼンテーション素材をつくったりするようになりました。

今はPVなども制作したり動画素材を配布・販売したりしています。

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