Davinci Resolve Liteの「複合クリップ」について今回は探っていきます。
「複合クリップ」はAfter Effectsで言うプリコンポジションみたいなものですね。Motionだとグループ化ですね。
今回のDavinci Resolve Liteはバージョン11.1.3を使用しています。
YouTubeにアップしました。
【Davinci Resolve Lite】使い方:複合クリップ
まず適当にタイムラインにムービークリップを並べていきます。
「複合クリップ(グループ化)」したいクリップを選択します。
ここではオーディオクリップも一緒に選択しています。
複数選択したクリップの上で右クリック、「新規複合クリップ」を選択します。
そうするとクリップの名前を編集するウィンドウが出ます。
ここで適当な名前を入力して「作成」をクリックします。
先ほどあったクリップがまとまりビデオが1トラックだけになりました。オーディオは元々1トラックだったのでそのままです。
これで複数のクリップをグループ化させた「複合クリップ」ができました。
再生させてみると「複合クリップ」になる前ともちろん同じ状態です。
この「複合クリップ」に先ほど選択したクリップの並びがそのまま入っています。
この「複合クリップ」の中を編集したい場合は「複合クリップ」を選択して右クリック、「タイムラインで開く」を選択します。
「複合クリップ」の中身が展開されます。「複合クリップ」をつくった時の並びがそのまま入っています。
もちろんここで色々と変更する事は可能です。ここでは上のレイヤーに並んでいるクリップを前に出してコンポジットモードを変えてみました。これが反映されます。
さっきのタイムラインに戻りたい場合はトラックの下に「複合クリップ」の名前があるのでその右の×印をクリックするとタイムラインに戻ります。
戻りました。「複合クリップ」の中で変更した内容がちゃんと反映されているのが確認できます。
「複合クリップ」は通常のクリップと同じように扱う事ができます。コンポジットモードで重ねてみたり
トランスフォームでクリップの大きさを変えてみたりなどももちろんできます。
「複合クリップ」にしたけどやっぱり戻したいなという場合は「複合クリップ」を選択して右クリック、「Decompose In Place」を選択します。
「Decompose In Place」を選択すると「複合クリップ」の中の状態が展開されます。
ちなみに一度「複合クリップ」をつくると「メディアプール」の中にあるのでそれをタイムラインに配置する事もできます。
タイムラインがごちゃごちゃしたのでまとめたい、
複数クリップをまとめて変形させたいなどという時に使えるかと思います。
Davinci Resolve Liteはシーケンスの中にほかのシーケンスを入れる事はできませんがこの「複合クリップ」で代用できるかと思います。
なお今回使用した動画素材はこちらで公開していますのでよろしければそちらもごらんください。
四角◆動画素材
http://動画素材.com/movie474kaku.html
投稿者プロフィール
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もうだいぶ前からになりますがクラブVJをやっていました。 そこから映像関係のお仕事をやるようになり、コンサートや企業プレゼン、展示会などのムービーを創ったり、時にはプレゼンテーション素材をつくったりするようになりました。
今はPVなども制作したり動画素材を配布・販売したりしています。
■書籍も出しました【動画素材123+45】168本のFHD動画素材を収録しています。
◆もうちょっと詳しいプロフィールはこちらへどうぞ
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