Davinci Resolve Lite(バージョン11.1.1もしくは11.1)で現在気になる所というか不具合っぽいものと要望的なものをメモしておきます。
自分の環境での場合なので全ての人には当てはまらないかとは思います。(MacOS X10.10もしくは10.10.1)
1.「タイトル」機能でテキスト入力でカッコ()を入れると改行がうまく反映されない時がある。
多分カッコ()だけでは無いと思いますが改行入れるとまったく違う所で改行されたり改行自体が反映されなかったりします。
その場合はスペースを入れたりするとうまく改行ができたりします。
2.「クリップの速度変更」で「フリーズフレーム」にチェックを入れると設定したトランスフォームの値やアニメーションが全部無効になる時がある。
要は途中でフリーズフレームにするけどキーフレームで設定したアニメーションはそのまま生かしたいとかっていう時にそれができない時が多いんですね。「トランスフォーム」の値もまったく反映されていない時もあってよくわかりません。
クリップを途中で切ってたりするとこうなる事が多い気がします。回避方法としては同じクリップを再度入れて設定し直すという感じですかね。
3.上の「クリップの速度変更」より見た目がわかりやすいので多用するのが「クリップをリタイム」という機能なんですが、これを使って何か設定しようとするとかなりの確率で「Davinci Resolve Lite」が落ちます
2014.12.6追記 ※バージョン11.1.2で改善されている模様
2014.12.26追記 と思ってたのですがフリーズフレームにしようとすると高確率で落ちますね
「クリップをリタイム」を使う前に必ずセーブする事をお勧めします。回避方法はわかりません。「クリップをリタイム」を使わないって事くらいでしょうか。落ちない時もあるので運次第では使えます。
4.セーブという事で「Davinci Resolve Lite」には自動保存機能があります。これを例えばオンにして5分毎とかにするとですね、
こういうのが5分毎に前面に出てきて保存されるわけなんですが、
このウィンドウが出ると例えばテキスト入力してたりとか何かドラッグしてたりとかそういうのが一旦キャンセル扱いみたいになって無効になっちゃうんですよね。これがひじょうに鬱陶しいのでバックグラウンドで自動保存をしてくれるとありがたいです。
5.バージョン11.0から11.1に変わったタイミングでショートカットキーがうまく動作しなくなりました。
英語キーボードで作業をしているのでそれの関係だと思うんですが、入力を一度「U.S.」にする事で回避できます。
自分の場合入力ソースから「U.S.」も外しちゃっていたので再度追加しています。
で、他のソフトウェアではどうなのかというと例えばAfter Effectsなんかはそれなりに動いています。(テンキーの方ではない+=のキーが認識しませんが)ので「Davinci Resolve Lite」側の問題かなぁ?
14.12.11追記
どうも他のソフトウェアでも一度U.S.にしないとちゃんとキーが反応しない事があるようなので多分OS X側の問題な気がしてきました。
6.時々「デリバー」からのレンダリングをしてみると盛大にインポイントとアウトポイントがずれまくります。
どういう事かというと、例えば上の画像のような状態でレンダーキューに追加、レンダー開始をするとインポイントとアウトポイントが勝手に変な所に設定されて書き出しちゃうんですよね。なので自分でインポイントとアウトポイントを設定するのですが、それでも変な所にインポイントとアウトポイントが設定されてしまったりします。
何回か繰り返してようやく正しいところで書き出しができるんですが正直疲れます。
7.音源ファイル(WAV)などを読み込んでタイムラインに配置して再生するとつっかかる。
2014.12.6追記 ※バージョン11.1.2で改善されている模様
音源ファイルを読み込んでタイムラインに配置して再生するとなぜか転送速度が足りないみたいな感じでつっかかって再生されます。ちなみにムービークリップについている音はちゃんと再生されます。
で、タイムラインに配置しているムービークリップのフレームレートが一致していないとそうなるんじゃないかという事です。
29.97のタイムラインに60のものを配置していたりするとそうなるのかなと。
ただし自分の環境だと音源ファイルだけを配置したタイムラインでも突っかかって再生されてたりしていたんでよくわかりません。「Davinci Resolve Lite」を再起動させたら「あれ?直った?」みたいな感じにはなりましたが。
15.01.27追記
どうも今のバージョンでもWAVEファイルやAIFFファイルなどがうまく再生できない時が多いですね。やりづらいです。
15.02.21更に追記
原因わかりました。最初に「構成」からプロジェクトの設定で24fpsから29.97fpsに変更していたのですがそれが駄目だったようです。
そこを変更しないで24fpsのまま開いて29.97fpsの素材を読み込むと29.97fpsに変更するかどうか聞かれるのでそこで「変更」した場合はちゃんと再生できます。
更に追記
この時ムービークリップから読み込んでください。音声ファイルから読み込むとうまく再生できません。
再生するとプチプチするのは11.1.2で改善されている模様です。
8. ProResじゃないクリップ(H.264)をレンダリングキャッシュの設定をして作業すると時々元のクリップが書き換えられて真っ黒になる。
これは「Davinci Resolve Lite」のバージョン11.1、OS X10.10の時に続けて起こったのですが、
どうもレンダリングキャッシュの設定でスマートにして作業を進める→いったんレンダリングキャッシュをクリアにしたりレンダリングキャッシュをオフにしたり再度レンダリングキャッシュをスマート、といった事をやっているといつのまにか元の参照しているファイルが書き換えられて真っ黒になっているといった事がありました。
こういう事をやると確実にそうなるといった事がわからないので憶測ではあるんですが、
参照している元ファイルがh.264だったものがProRes422形式になって真っ黒になっている事、一部真っ黒にならずに元ファイルがタイムラインで作業していた時のキャッシュに書き換えられているのが確認できた事からレンダリングキャッシュが関係している事は確かなようです。元からProRes形式のものはそのまま書き換えられませんでした。
回避策としては「レンダーキャッシュ」を使わない、もしくは元ファイルをシーケンスに合わせた形式に事前に変換して読み込ませておくといったところでしょうか。
9.QuickTime PhotoJPEG形式のクリップだと「レンダーキャッシュ」が作動しない。
レンダーキャッシュ繋がりですが、3840×2160 PhotoJPEG形式のものをタイムラインに配置して「レンダーキャッシュ」→「スマート」で設定してもレンダリングしてくれないんですよね。4KだとProRes形式の方が軽く動くんでちょっと困りますかね。
回避策としてはこちらも事前にProRes形式に変換するってところでしょうか。
どうも「Davinci Resolve Lite」はシーケンスの設定に合っていないクリップを読み込むとうまく動作しないんじゃないかという気がします。
10.後は要望的なものを。
・ スナップ機能の吸着力が強すぎるのでもう少し弱く?してほしい。
スナップ機能でクリップの切れ目とかにピタッとなるのは良いんですが、その反面細かい動きがあまりにもやりづらいです。
・ シフトを押している時だけスナップが有効になるという機能も欲しい。
今現在でもシフトを押しながら作業をすると何かやっている気がするんですが、できればシフト押しながらの時はスナップ有効になるっていうのが良いです。
・ マーカーをカーソルで掴んで移動できるようにしてほしい。
マーカーをちょっと前後にずらそうと思ってマーカーを掴んで動かそうと思ったらできない…一回削除してまたマーカーをつけるといった動作になるのでわずらわしいです。
・ タイムラインに他のタイムラインを入れたい
After Effectsでいうプリコンポジションみたいなものですね。
2015.1.7追記 タイムラインというかシーケンスの中にほかのシーケンスという事ですね。「複合クリップ」でプリコンポジションみたいな事はできます。
・ カラーのプレビューは拡大できますがハンドツールみたいのある?
「カラー」でスポイトツールとか使っている時にビューワーを拡大するんですが、表示している位置を移動できないようなので端っこの方が拡大した時に表示できないんですね。これなんとかならないですかね。
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もうだいぶ前からになりますがクラブVJをやっていました。 そこから映像関係のお仕事をやるようになり、コンサートや企業プレゼン、展示会などのムービーを創ったり、時にはプレゼンテーション素材をつくったりするようになりました。
今はPVなども制作したり動画素材を配布・販売したりしています。
■書籍も出しました【動画素材123+45】168本のFHD動画素材を収録しています。
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