iPad・iPhone用に動画(ムービー)をエンコードする【MPEG Streamclip・HandBreak・OS X】
(Mac環境でのエンコードです)
目次
- MPEG Streamclip と HandBreak で説明します。
- MPEG Streamclipは以下のアドレスからダウンロードできます。
- 1.まずMPEG Streamclipを立ち上げます。
- 2.大きいウインドウが出てくるのでそこにエンコードするムービーをドラッグします。
- 3.メニューバーの「File」から「Export to MPEG-4」を選びます。
- 4.色々設定のウインドウが出てきますのでそこで細々設定します。
- iPhoneやiPadにムービーをコピーしてください。
- 次は「HandBrake」を使って変換する方法です。
- ※2017/05/09 追記
- 1.「HandBreak」をダウンロードします。
- 2.「HandBreak」を起動するとファイルを開くウィンドウになるので変換したいファイルを選びます。
- 3.するとこんな画面になります。
- 4.事前の段階でファイルを選ばなかった場合は上のメニューバー左にある「Source」をクリックしてファイルを選ぶ。
- 5.上のメニューバー右にある「Toggle Presets」をクリックして「Devices」の一覧を出します。
- 6.これでiPhoneやiPadで再生できるムービーができました。
- 7.ここではオーディオについて触れていませんでしたがオーディオがある場合は「Audio」タブで設定できます。
- 8.自分でムービーの設定を詰めていきたい場合はビットレートをいじると良いかと。
MPEG Streamclip と HandBreak で説明します。
ちなみにiPad2のiOS7環境で再生の確認をしていますのでiPhone4SやiPhone5・iPhone5Sでも再生はできるはずです。
元のファイルは1920×1080のProRes422HQで29.97fpsです。
MPEG Streamclipは以下のアドレスからダウンロードできます。
http://www.squared5.comダウンロードしたらインストールしてください。
1.まずMPEG Streamclipを立ち上げます。
2.大きいウインドウが出てくるのでそこにエンコードするムービーをドラッグします。
3.メニューバーの「File」から「Export to MPEG-4」を選びます。
今回のiOS向けの動画の場合は「Export to QuickTime」でも構いません。
4.色々設定のウインドウが出てきますのでそこで細々設定します。
まず「Compression」は「H.264」なのを確認してください。「Export to QuickTime」を選んだ場合は必ずここを確認して「H.264」を選んでください。
上の画像
1の所「Limit Data Rate」はここでは20Mbpsにしています。
「Mbps」はここのプルダウンで選んでいます。ファイル容量が大きくて困る場合は半分の10Mbpsでも物によりますが大抵は大丈夫かと思います。
2の所は音声部分です。最初は256kbpsになっていますがここでは128kbpsに変更しています。256でも大丈夫かと思います。
音声部分が無い場合は「MPEG-4 AAC」から「No Sound」に変更してください。
3の所は動画サイズの設定です。とりあえずは変更無しにしていますが、自分で数値を入力したい場合は「Other」から数値を入力してください。それに関連して右側に「Interlaced Scaling」にチェックが入っていますがこの部分はチェックを外してください。インターレースが入っていない動画の場合で縮小などする時は外した方が結果は良いです。
4の所「Frame Rate」ですが通常変更する必要は無いと思いますので空欄で大丈夫です。
設定が終わりましたら右下の「Make MP4」を選んでください。上の画像では「To Batch」になっちゃっていますけど。
これで書き出しは終了です。
iPhoneやiPadにムービーをコピーしてください。
一番簡単なのはiTunesにそのまま読み込ませて同期、ムービーアプリで再生というのがわかりやすいですかね。
その他には「写真」から読み込ませるという方法もあります。この方法に関しては過去記事をご覧下さい。
【iOS 7】iPhoneとiPadでムービー(動画)をリピート再生する方法
次は「HandBrake」を使って変換する方法です。
こちらの方がファイルサイズをより小さくできる場合が多いです。
※2017/05/09 追記
影響のあったサーバーは、その後シャットダウンされて調査中とのことですが、5月2日の14:30(UTC)から5月6日11:00(UTC)までの間に同ファイルをダウンロードしたユーザーは50/50の確率で感染している可能性があるとのこと。
との事なので心あたりある方は対処をしてください。↓
http://www.softantenna.com/wp/software/handbrake-server-hacked/Apple側でも対策はされました。↓
http://applech2.com/archives/20170507-apple-update-xprotect-v2091.html1.「HandBreak」をダウンロードします。
http://handbrake.frダウンロードしたらインストールしてください。
2.「HandBreak」を起動するとファイルを開くウィンドウになるので変換したいファイルを選びます。
3.するとこんな画面になります。
4.事前の段階でファイルを選ばなかった場合は上のメニューバー左にある「Source」をクリックしてファイルを選ぶ。
それと書きだし先を選択する場合は「Browse...」をクリックして書きだし先を選択してください。
右下に「Picture Settings」のウインドウがありますが、これを出すには上のメニューバーから「Picture Settings」をクリック。
5.上のメニューバー右にある「Toggle Presets」をクリックして「Devices」の一覧を出します。
元のムービーが1920×1080でアナモフィックではないので、
ここでは「AppleTV 3」を選択し「Picture Settings」で「Anamorphic」を「None」に変更
FPSを「Same as source」に変更、「Constant Framerate」にチェック
そして上のメニューバーにある「Start」を押してエンコードを開始します。
6.これでiPhoneやiPadで再生できるムービーができました。
iOS機器にコピーしてください。
同じくiOS機器にコピーする場合はこちらを参考にしてください。
【iOS 7】iPhoneとiPadでムービー(動画)をリピート再生する方法
7.ここではオーディオについて触れていませんでしたがオーディオがある場合は「Audio」タブで設定できます。
8.自分でムービーの設定を詰めていきたい場合はビットレートをいじると良いかと。
大体は15000〜20000kbpsで良いかと思います。物にもよりますが10000kbpsくらいでも。
投稿者プロフィール
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もうだいぶ前からになりますがクラブVJをやっていました。 そこから映像関係のお仕事をやるようになり、コンサートや企業プレゼン、展示会などのムービーを創ったり、時にはプレゼンテーション素材をつくったりするようになりました。
今はPVなども制作したり動画素材を配布・販売したりしています。
■書籍も出しました【動画素材123+45】168本のFHD動画素材を収録しています。
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