先日ポケモンGOが配信されました。基本的には外にいるポケモンをゲットするのが通常のプレイかと思います。
家の中だけで完結するのであればiPhoneとMacをライトニングケーブルで繋いでQuickTimeXでムービー収録という流れになりますが、
外出しているとなるとそういうわけにもいきません。いや、MacBookを持ち出して常にiPhoneと繋いでならもちろん可能ですけど、でかいし重いですよね。
そこでキャプチャー機器を繋いでポケモンGOのプレイ動画を録ってみたらどうだろうか?という事で今回【Blackmagic Video Assist】でポケモンGOのキャプチャー(録画)を試してみたのでその忘備録です。
ちなみに【Blackmagic Video Assist】でキャプチャしたりQuickTimeXでキャプチャしたりを織り交ぜたのがこちらです。
追記:iOS11で画面収録(画面の録画)ができるようになりました。
なのでiOS11をお使いの方はこのようにおおがかりなものは不要です。
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iOS 11で画面収録(iPhone・iPadの画面を録画する)
iOS 11で画面収録(iPhoneの画面そのままを録画)できるようになったのでそのやり方を記しておきます。 この機能が搭載されるまでみなさんそれぞれ苦労されていたかとは思います。 例えばMacと繋げ ...
目次
- 追記:iOS11で画面収録(画面の録画)ができるようになりました。
- まず今回、外に出てポケモンGOをキャプチャーするのに使用した機材ですが、
- さて、ゲームの録画となりますとやはり実況みたいに自分の声を入れたくなる場合があるかと思います。
- まずAppStoreで「iRig Recorder FREE」をダウンロードしてインストールします。
- 「iRig Recorder FREE」を立ち上げ、設定をします。
- 「Settings」をタップします。
- 次にこの上にあるLevel In の値を15にします。
- 「Home」→「Close」をタップして戻ってホームボタンを押します。
- そうするとポケモンGOの音と自分の声が一緒に出ている事がわかります。
- 上の赤いバーは 「iRig Recorder FREE」が立ち上がっている時は消えません。
- 終了させたい場合はホームボタンをダブルタップで「iRig Recorder FREE」を上にフリックして終了させます。
- ちなみにiPhone対応のマイクを使う事もできます。
まず今回、外に出てポケモンGOをキャプチャーするのに使用した機材ですが、
・iPhone5s
・ライトニングでHDMI出力ケーブル
Apple Lightning Digital AVアダプタ MD826AM/A
・HDMIケーブル(短いのをお勧めしますが今回使用したのは1メートルのでした)
それと
・Blackmagic Video Assist です。
ただしこれ 【Blackmagic Video Assist】単体ではどうにもできません。バッテリーとSDカードが必要になります。
バッテリーはなるべくキヤノン純正の方が良いんでしょうが、互換品でもとりあえずは動きます。
SDカードはSanDiskのExtreamProじゃないとどうしてもドロップフレームしますのでこれを強くお勧めします。
以上がとりあえず必要なハードです。
Apple Lightning Digital AVアダプタにモバイルバッテリーから給電もできますので必要な場合はモバイルバッテリーとライトニングケーブルを用意しておいてください。
さてこれらの接続ですが、
・iPhoneにApple Lightning Digital AVアダプタを繋げ、
・Apple Lightning Digital AVアダプタにHDMIケーブルを接続、
・そのHDMIケーブルをBlackmagic Video Assistに繋げます。
そしてBlackmagic Video Assistの電源をオンにして数秒するとBlackmagic Video Assistの画面にiPhoneの画面が映し出されます。これでBlackmagic Video Assistの画面にある録画ボタンを押せばiPhoneの画面をキャプチャーできます。
真ん中にだけ映し出されてますがこれで正常です。
録画するとこのまんまの状態の映像ファイルができます。別に気にならないのであればこのままでも良いですが、YouTubeは縦画面にも一応対応していますので編集時にトリミングしちゃって縦長にした方が良いかと思います。
今回映像編集する時にこちらで設定した解像度は608×1080でした。HDMIでキャプチャしたものだと若干黒枠が出ますのでそこが気になる場合は少しキャプチャした映像を拡大処理してください。
さて全部をセッティングして見た目どういう状態になっているかというと下の写真のようになりました。
Blackmagic Video Assistの下には1脚、上にiPhoneをつけた状態です。
1脚はAmazonのベーシックブランドを使用。
Blackmagic Video Assistの上下にはネジ穴があります。上にiPhoneがありますが、こちらのパーツを流用して
iPhoneを挟むやつを使用して上の画像のようになりました
これで徘徊となると少し目立つ感じはします。
いや、少しじゃないだいぶ目立つか。
バッテリーとビデオアシストにイヤフォンを繋いでみた状態。
ポケモンゴーフルアーマースタイル pic.twitter.com/IyxUtJM0CR
— ES...Molojun動画素材.com (@mgd_es) July 27, 2016
注意事項としては、
Blackmagic Video Assistは基本的にQuickTimeでProResファイルになります。キャプチャーしたファイルサイズはかなりの大容量になりますのでそう何十分も録画はできません。画質をあまり気にしないのであれば一番ビットレートの低いProRes Proxyでの収録をお勧めします。64GBで80分くらいは録画できそうです。
Blackmagic Video Assistでキヤノン互換バッテリー2本だと大体1時間録画できたら良い方だと思います。
録画しないで表示だけだったらもう30分くらいはなんとか持ちます。
なのでどっちにしても替えのバッテリー及びSDカードが無いと1時間くらいの録画が限度です。
※追記
キヤノン互換バッテリー2本で80分くらいの録画プラス表示だけで30分はいけたので120分くらいはなんとか持ちそうです。
それとiPhoneからHDMI出力している時はiPhoneからは音が出ません。
HDMIで接続した機器の方から音がでますので音を聴きたい場合は 【Blackmagic Video Assist】にイヤフォンを接続して音を聴いてください。上の画像のような感じです。
さて、ゲームの録画となりますとやはり実況みたいに自分の声を入れたくなる場合があるかと思います。
現状は上で説明した状態だとゲームアプリの音だけになります。
が、自分の声も入れる事ができます。その説明をしていきます。
まずAppStoreで「iRig Recorder FREE」をダウンロードしてインストールします。
「iRig Recorder FREE」を立ち上げ、設定をします。
画面右上の3本線をタップします。
「Settings」をタップします。
以下の画像のように設定をします。
Latency : ULTRA LOW
Real-time Monitoring : ON
Background Audio : ON
次にこの上にあるLevel In の値を15にします。
なぜここを設定するかというとゲームの音が大きいのでマイクの入力値を大きくしないと声が小さいからです。
「Home」→「Close」をタップして戻ってホームボタンを押します。
そうすると画面上に赤いバーが出ているはずです。
この状態で ポケモンGOを立ち上げてください。
あ、HDMIで Blackmagic Video Assistに繋げている事前提です。
iPhone本体から音声は出ないので Blackmagic Video Assistのヘッドフォンジャックにイヤフォンを繋いで
iPhoneに向かって声を出してみてください。
そうするとポケモンGOの音と自分の声が一緒に出ている事がわかります。
これで Blackmagic Video Assistでキャプチャーすればゲーム中継っぽい感じで収録ができると思います。
なお自分の声が大きすぎるなと思ったら上で設定したインプットレベルを下げてください。
上の赤いバーは 「iRig Recorder FREE」が立ち上がっている時は消えません。
気になる場合は映像編集の時にトリミングするなどして消してください。
終了させたい場合はホームボタンをダブルタップで「iRig Recorder FREE」を上にフリックして終了させます。
ちなみにiPhone対応のマイクを使う事もできます。
例えば標準のイヤフォンマイクのマイクを使えます。
ただし標準のを使う場合、
iPhoneにイヤフォンマイクを挿す→マイクは使えるがiPhoneから音は出ない→音はBlackmagic Video Assistから聴く。
といったようにちょっとややこしい事になります。別に音をプレビューする必要が無ければ良いかもしれませんが、
「iRig Recorder FREE」の設定でインプットレベルの調整は聴きながらやった方が良いと思います。
なのでお勧めとしてはiRig Mic Lav 2Pack 高音質ラベリアマイク (ピンマイク)マイクを使ってもらい
Blackmagic Video Assistにイヤフォンを挿して音のプレビューというのがやりやすいと思います。
上のマイク、2本セットなんですが2人で収録といった場合はかなり使えます。
iRig Mic Lavに関しては詳しくはこちらの動画をご覧ください。
以上
投稿者プロフィール
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もうだいぶ前からになりますがクラブVJをやっていました。 そこから映像関係のお仕事をやるようになり、コンサートや企業プレゼン、展示会などのムービーを創ったり、時にはプレゼンテーション素材をつくったりするようになりました。
今はPVなども制作したり動画素材を配布・販売したりしています。
■書籍も出しました【動画素材123+45】168本のFHD動画素材を収録しています。
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