【Davinci Resolve Lite】を使ってみる シリアルノードと題しましてDavinci Resolveの特徴的な機能であるノードを使っていきます。
「Shake」(現在は販売終了しています)でもノードはあったのですが「Shake」の場合は何かやるとノードが必ず付いていた気がしますので何か意識をするでもなくなんとなく受け入れていたのですが、Davinci Resolveの場合は意識してノードを付けていかないとダメでなおかつノードにも種類があってという感じで複雑に感じます。
今回は「シリアルノード」を使ってひとつのムービークリップに複数の効果を付けていく方法を模索します。
Mac App Storeで【Davinci Resolve Lite】をダウンロード
今回使用するのはこのムービークリップになります。
原寸大JPEG
元のムービークリップは「Blackmagic Pocket Cinema Camera」で撮影したもので、そのRAWファイルを使用します。
https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/blackmagicpocketcinemacameraBlackmagic Design シネマカメラ ポケットシネマカメラ マイクロフォーサーズマウント スーパー16センサー 3.5インチスクリーン ブラック 001938
「エディット」でムービークリップをタイムラインに配置します。
「カラー」に移動します。
ムービークリップの明るさを調整するのですが、今回は「ノード」を使用します。
メニューバーの「ノード」から「シリアルノードを追加」を選択してください。
そうすると右上の「ノード」で「シリアルノード」が追加されました。
この「ノード」でムービークリップの明るさなどを調整します。「プライマリー」で調整していきます。若干シャープの効果もここでは加えています。
ここでレンダリングした状態
原寸大JPEG
この「ノード」に付けた効果を一旦オフにしたい場合は「ノード」の左下にある番号をクリックします。そうすると「ノード」が外れます。再度オンにしたい場合はもう一度番号をクリックします。
次に奥の明るい所だけを目立たせたいと考えているので、その他の部分を暗くしてなおかつ「ブラー」をかけます。
「ノード」の2が選択されている事を確認してから「シリアルノードを追加」します。
「シリアルノード」が追加されました。
この「シリアルノード」でまた調整していきます。奥の明るい所だけを目立たせたいので「ウィンドウ」から「シェイプ」でマスクを付けて必要な所を囲んでから反転させて暗くさせます。
この時「シェイプ」の「ソフトネス」も調整します。要は境界線のぼかしですかね。
「シェイプ」の枠の外側をいじって拡げたり「ソフトネス」の値をいじったりでも良いかと思います。
「ブラー」も加えました。
ここで書き出したのがこちら
更に明るさを調整したり「シェイプ」が追従するように「トラッカー」をかけました。
今の状態でこれですが、
「ノード」の2をオフにするとこんな感じに。2での「プライマリー」などの調整が外れ3の「シェイプ」で「ブラー」などの効果は活きています。
「ノード」の2をオンにして3をオフにするとこの状態。3の「シェイプ」で「ブラー」の効果は外れています。
「ノード」の2と3をオフにすると何も効果がかかっていない状態の1が見えています。
2と3を「オン」の状態でレンダリングするとこのようになりました。
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こんな感じで込み入ったことをしたいのであれば「シリアルノード」が使えるかと思います。
この他にも「パラレルノード」「レイヤーノード」に「アウトサイドノード」などあるようなのですがもう何がなんやらさっぱりわかりません。
投稿者プロフィール
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もうだいぶ前からになりますがクラブVJをやっていました。 そこから映像関係のお仕事をやるようになり、コンサートや企業プレゼン、展示会などのムービーを創ったり、時にはプレゼンテーション素材をつくったりするようになりました。
今はPVなども制作したり動画素材を配布・販売したりしています。
■書籍も出しました【動画素材123+45】168本のFHD動画素材を収録しています。
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