iMovie(バージョン10)での使い方を解説していきます。
1.ムービークリップの色調整
2.ムービークリップを回転・トリミング
3.ビデオエフェクトをかける
1.ムービークリップの色調整
今回は適当にムービークリップを選択した状態で説明します。
画像ではタイムラインに持っていってそれをいじっていますが、タイムラインに持って行く前の状態でも調整できます。
プレビューの上にある「調整」のアイコンをクリックします。
プレビューの上にある左から二番目にある絵の具パレットアイコンをクリックします。
そうすると下の画像のように何やらスライダーが出てきます。
一番右のは「色温度」の調整です。右に動かすと暖かい色になり、左に動かすと冷たい色になります。
その左隣にあるのが「サチュレーション」です。彩度の調整になります。
右に動かすと色が鮮やかになり、左に動かすとモノクロになります。
真ん中あたりから左まで埋めているスライダーは基本的に明るさの調整だと思っていただければ。
ここらへんはなんか感覚的にいじっていただければ色々わかるかと思います。
一旦全部元に戻したいなぁーという時は右上にある矢印マークをクリックすると設定が元に戻ります。
このようにすぐに戻ります。
前のバージョンの方が色合いの調整は色々できたかなという気がします。
青系からピンク系とかガラッと変えられてたんで。
あくまでも今回のバージョンでは実写での使用だけを想定している感じですね。
2.ムービークリップを回転・トリミング
プレビューの上にあるトリミングマークをクリックすると下の画像の表示になります。
ムービークリップを回転させるには右側にあるアイコンをクリックします。一回クリックする毎に90度回転します。
ここでは右に90度回転させてみました。
そうすると画面の中が左右空いてしまいます。空いていても良いのであればこれでOKです。
とりあえず画面の中を埋めていきたいのであれば一部分をトリミングして拡大表示させる事で画面が埋まります。
「サイズ調整して切り取る」を選択してプレビューの中でその範囲を指定します。決まったら一番右にある適用ボタンをクリックします。
そうするとこのような表示になります。一応気をつけておく事としてはトリミング(拡大表示)をしているので画質がかなり悪くなります。
一瞬背景で使うとかなら良いですが、ずっとメインでトリミングしたものを表示させるのは結構きついです。
90度回転を二回押して180度回転であれば画質の劣化は少ないんじゃないかなぁと。
色調製と一緒にやれば一つのムービークリップでも色々な変化を出せると思います。
トリミングしてわかりやすいものだと違った雰囲気が出せるかもしれません。
3.ビデオエフェクトをかける
上のムービーフィルムアイコンをクリックするとエフェクトを選べます。
ビデオエフェクトの「なし」とある所をクリックします。
ビデオエフェクト選択ウィンドウが出ます。
ここで各エフェクトの上をカーソルでなぞるとプレビューでエフェクトがかかった状態が確認できます。決まったらそのエフェクトをクリックしてください。
エフェクトの種類は
「なし」「反転」「ラスタ」「アニメ」「古いフィルム」「フィルムグレイン」「ハードライト」「昼から夜へ」「グロー」「ドリーム」「ロマンチック」「ビネット」「ブリーチバイパス」「古代」「ヒートウェーブ」「SF」「白黒」「セピア」「ネガティブ」「X線」とあります。
「反転」は色合いとかを変えるものではなくて左右を反転させるものです。
「白黒」は上で説明した「サチュレーション」をいじった方が良いかもしれません。それだと更にビデオエフェクトをかけられるんで。
「ラスタ」はテレビ画面っぽい走査線のエフェクトですね。
「アニメ」はちょっと分かりづらいですがソフトフォーカスで少し明るくなった感じです。
「ビネット」は四隅が暗くなるやつです。「ラスタ」とかけあわせられるとよくあるやつになるかと思いますがエフェクト二つはできないですね。
かんたんなビデオにしてみたんで参考にしてみてください。
iMovie(ver.10)を使う4 ビデオエフェクトの種類という事でiMovie(ver.10)を使うシリーズは一旦終了です。
iOS版も書いてみようかなと思いますがその時はiMovie(ver.iOS)でやろうかと。
2014.09.20追記:と、思ったんですがiMovieでアルファチャンネル付きムービーが使える事がわかったので追加しました。
iMovie(ver.10)を使う5【動画素材123FULL】アルファチャンネル付き(透過)movで合成・サイドバイサイド・アニメーション・KenBurns
投稿者プロフィール
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もうだいぶ前からになりますがクラブVJをやっていました。 そこから映像関係のお仕事をやるようになり、コンサートや企業プレゼン、展示会などのムービーを創ったり、時にはプレゼンテーション素材をつくったりするようになりました。
今はPVなども制作したり動画素材を配布・販売したりしています。
■書籍も出しました【動画素材123+45】168本のFHD動画素材を収録しています。
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