前回iPhoneで撮影する時にマイクを使ってみようという記事とムービーをアップしましたが、
今回はビデオカメラでインタビュー撮影などでマイクを使ってみようという記事をアップしてみます。
なおYouTubeの方にはすでに3本アップしています。
マイクの種類や使い分け 価格が高い方が良いの?【動画素材.com番外編】ひとりでもなんとかできる音声収録講座.05
イヤフォンとかマイクのプラグ(端子)の解説【動画素材.com番外編】ひとりでもなんとかできる音声収録講座.06
ビデオカメラとマイクを繋げて録り比べてみた【動画素材.com番外編】ひとりでもなんとかできる音声収録講座.07
ひとりでビデオカメラを持ってインタビュー撮影のコメント撮りとかで撮影する時を想定しています。
タイトルを観てもらえればわかりますが、
・マイクの種類・価格・使い分け
・マイクのプラグ(端子)
・実際に違うマイクを使って録り比べ
のYouTubeビデオ3本で構成しています。
目次
- 今回のブログでは違うマイクを使って録り比べてみた回を中心にして、インタビュー撮影などでビデオカメラにマイクを繋げて使う時の参考記事を書いていきます。
- まずビデオカメラ単体のみの場合です。ビデオカメラは SONY ハンディカム PJ800 を使用しています。
- ステレオマイクのオーディオテクニカ AT9941 をビデオカメラに装着して先ほどと同じようにコメントを撮ってみます。
- 次にこのオーディオテクニカ AT9941をビデオカメラから離し、被写体に近づけて撮ったものです。
- 次にガンマイクです。ガンマイクはRODEのNTG-1というものです。(リンクはNTG-2)
- お次はピンマイクです。ピンマイクはSONY ECM-C115です。
- 次にカラオケマイクを使ってみます。マイク(ダイナミックマイク)はSONY ECM-PCV40というのを使っています
- さてここでマイクを変えて撮ったのを並べてみます。
- 声をしっかり録るのでお勧めとしてはピンマイクになります。
今回のブログでは違うマイクを使って録り比べてみた回を中心にして、インタビュー撮影などでビデオカメラにマイクを繋げて使う時の参考記事を書いていきます。
コメント録りなんかでは人の声をしっかり録りたいわけですが、どうしてもビデオカメラ単体だけではしっかり録れないケースが多いので、
その場合に外付けでマイクを使うとどう録れるのかという事を映像と交えて解説していきます。
被写体と1.5〜2メートルくらい離れた場所からコメントを撮ってみます。
まずビデオカメラ単体のみの場合です。ビデオカメラは SONY ハンディカム PJ800 を使用しています。
コメントは聞こえはしますが明瞭ではなくかなり遠いですね。
周りの蝉の声の方がよく聞こえます。
この状態を覚えて次に行ってみましょう。
ステレオマイクのオーディオテクニカ AT9941 をビデオカメラに装着して先ほどと同じようにコメントを撮ってみます。
YouTubeの映像ではあまり変わらないかな?とは言っていますが、先ほどのPJ800単体と聞き比べますとだいぶ違います。こちらの方がコメントが明瞭に録れています。なので何も付けていない状態よりかは、なにかしらマイクを付けた方が良いというのがわかるかと思います。
ちなみに音楽イベント関係で使うとより一層ビデオカメラそのままの状態よりこういうステレオマイクを付けて録った方が良い事がわかります。
確かこの時↓はオーディオテクニカ AT9941を使って撮っていたはずです。
次にこのオーディオテクニカ AT9941をビデオカメラから離し、被写体に近づけて撮ったものです。
被写体に近づけて撮った分、声が近く撮れました。これくらいならコメント撮りでもなんとか使えるかと思います。
ただし1人で撮影の場合はマイクを近づけつつ撮影フレームの中にマイクが入らないように設置するといった事が必要なので中々面倒くさいです。
次にガンマイクです。ガンマイクはRODEのNTG-1というものです。(リンクはNTG-2)
ガンマイクは指向性のマイクなので、マイクの先をきちんと音の出る所に向けていないとちゃんと録る事ができません。
それとこのマイクもやはりなるべく近づけて録った方が良いですし、音の発生する場所が動いたりする場合はそれに合わせて動かさないといけないわけで、ひとりで撮影する場合はかなり難しいと思います。
ちなみにガンマイクはファントム電源というものを使用するのでそのままではビデオカメラとガンマイクを繋げて使用する事ができません。
なのでビデオカメラとガンマイクの間にファントム電源を使用できるミキサーを繋いでいます。
RODE NTG-1 → TASCAM DR-60D MKII → PJ800という感じですね。
DR-60D MKIIはPCMレコーダーなのでそちらの方で録音したファイルを使い、映像編集時に撮った映像と合わせる作業をします。
PCMレコーダー TASCAM DR-60D MKII
RODE NTG-1の端子は業務用でよく見かける通称キャノン端子です。
キャノン(XLR)端子については↓動画で解説しています。
イヤフォンとかマイクのプラグ(端子)の解説【動画素材.com番外編】ひとりでもなんとかできる音声収録講座.06
https://youtu.be/gaD2yy8FG0w?t=75s&end=290?rel=0キャノン(XLR)の端子・ケーブルは構造上ノイズに強く、長いケーブルでも音の劣化が少なく使えます。
ですが、一般的なビデオカメラは大抵ミニプラグなので使えません。
キャノン端子からミニプラグに変換した所で音質に違いが出るわけでもありませんし、今回のようにファントム電源が必要なものだと変換しても使えません。
用途にもよりますが、小規模な撮影とかであれば無理してキャノン端子のものを使う必要はないです。
お次はピンマイクです。ピンマイクはSONY ECM-C115です。
ちゃんと声が録れています。コメント撮りなんかで使うにはピンマイクが一番良いんじゃないかと思います。
ただ被写体にマイクを付けなくちゃいけないのでそこらへんで一手間かかるのと場合によってはマイクを映したくない事もあり、そのような時にはちょっと難しいかなと思います。
次にカラオケマイクを使ってみます。マイク(ダイナミックマイク)はSONY ECM-PCV40というのを使っています
。PC用カラオケマイクとなっていますが一応ビデオカメラでも使えています。
こちらもちゃんと声が録れていますね。なおかつ周りにいる蝉の鳴き声がかなり抑えられています。
ダイナミックマイクの特性上、音が若干こもった感じになるのでそこらへん気になる場合は他のマイクの方が良いかと思います。
あとかなりボリューム大で録れるので入力機器側で抑え目の調整はしておいた方が良いです。
それとちゃんと口に近づけないと録れませんのでモニターはしっかりしておいてください。
演出的な意味で使うにはわかりやすいので、インタビューみたいな場面で使いやすいと思います。
さてここでマイクを変えて撮ったのを並べてみます。
SONY ハンディカム PJ800 本体のみ
↓
オーディオテクニカ AT9941 ステレオマイク
↓
RODE NTG-1 + TASCAM DR-60D MKII ガンマイク+PCMレコーダー
↓
SONY ECM-C115 ピンマイク
↓
SONY ECM-PCV40 カラオケマイク(ダイナミックマイク)
並べて聞いてみるとマイクによる違いがよくわかるかと思います。
声をしっかり録るのでお勧めとしてはピンマイクになります。
ピンマイクを被写体に付ける手間はありますが、確実にちゃんと声は拾えます。
カラオケマイク(ダイナミックマイク)でも良いかと思いますがモニターでしっかり聞いて入力機器の音量調整はちゃんとやっておいてください。
まあこれに限らずモニターはしておいてください。
投稿者プロフィール
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もうだいぶ前からになりますがクラブVJをやっていました。 そこから映像関係のお仕事をやるようになり、コンサートや企業プレゼン、展示会などのムービーを創ったり、時にはプレゼンテーション素材をつくったりするようになりました。
今はPVなども制作したり動画素材を配布・販売したりしています。
■書籍も出しました【動画素材123+45】168本のFHD動画素材を収録しています。
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