今回は【THETA S】で360°の写真撮影をしてスライドショーを作成、4Kサイズの動画にしてYouTubeにアップロードまでという手順を説明していきます。
今回360°の4K動画をつくってアップロードしたのはこちら
https://youtu.be/X94Ms1g06-U画質の比較対象として【THETA S】で360°動画撮影・編集してアップロードしたのはこちら。
https://youtu.be/RK9L-7QhCVERICOH デジタルカメラ RICOH THETA S 360°全天球イメージ撮影デバイス 910720
THETA Sの廉価版が出ました。HDMI出力無しのムービー連続撮影5分まで。
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360°の写真をスライドショーにして4K動画としてアップロードしたら画質は向上するのだろうか、
という事を検証しています。
【THETA S】で360°動画撮影はできますがYouTubeにアップロードした動画の画質は結構厳しいものがあります。
たかだか5万円ほどの機材でこれだけの事ができるのはすごい事だとは思いますが、欲を言えばもう少し画質がなんとかならないかってのは考えるかと思います。
この際動画は諦めて写真だけの構成にしたらどうだろうかと考え、360°写真のスライドショーを作成します。
【THETA S】で撮った写真ですが解像度は5376×2688となります(最高解像度で撮った場合)縦横比としては2:1ですね。
これをそのままの解像度でスライドショーにして動画とするのはさすがに大きすぎますので少し縮小します。
今回は作成にAfter Effectsを使用しています。コンポジションの設定で幅を4320×2160に設定。画像ではフレームレートの設定が1となっていますが最終的には24でやっています。
ちなみに 【THETA S】で撮った360°動画は1920×1080pですが展開すると1920×960pとなります。なのですがそれをアップロードするとYouTube上では1080pの映像として扱われます。
なので4Kの場合は960×2で縦ピクセルは1920pの3840×1920pで良いんじゃないかなと思ったのですがそれだとYouTube上では1440pまでにしかなりませんでした。なので4Kとしてアップしたい場合はきっちり縦2160pでアップロードする必要がありそうです。
コンポジションに写真を並べていきます。10秒に1枚写真が切り替わるようにしています。
切り替わり時にトランジションなどは何もかけていません。
スライドショー始まりにテロップを入れていますがこちらはぐるっと二回転くらいさせてからフェードアウトさせています。
一通りできたら4320×2160 フレームレート24のProres422形式でAfter Effectsからレンダリング。
そのProress422形式のQuickTimeムービーをHandBrakeでH.264形式に圧縮します。
内容としてはただのスライドショーなので4K動画のファイルサイズとしてはかなりコンパクトになっています。
そのmp4ファイルを 360 Video Metadataを使ってメタデータを埋め込みます。
現在は「360 Video Metadata」ではなく「Spatial Media Metadata Injector」というものに変更されています。https://support.google.com/youtube/answer/6178631?hl=ja
メタデータ埋め込みの具体的な方法は前記事をご覧いただければと思います。
http://動画素材.com/blog/post-3373/
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そしてそれをYouTubeにアップすると360°の4K映像が観れます。
1080p映像のと比較すると明らかに画質は違います。
360°の1080p映像撮影したもの
360°の写真からスライドショーで4K映像にしてアップしたもの
同じ1080pでも映像撮影したものではなく写真であればもっと綺麗になったんではないかとは思います。
【THETA S】での360°映像での参考になりましたら幸いです。
投稿者プロフィール
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もうだいぶ前からになりますがクラブVJをやっていました。 そこから映像関係のお仕事をやるようになり、コンサートや企業プレゼン、展示会などのムービーを創ったり、時にはプレゼンテーション素材をつくったりするようになりました。
今はPVなども制作したり動画素材を配布・販売したりしています。
■書籍も出しました【動画素材123+45】168本のFHD動画素材を収録しています。
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