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THETA S VR 360

【THETA S】VR360°動画撮影・編集・YouTubeにアップロード【動画撮影編】

投稿日:2015年11月12日 更新日:


先日「THETA S」を借りる機会があったので渋谷をウロチョロして360°動画撮影をやってみました。

それから動画編集してYouTubeにアップまでやってみましたのでその過程をここに残しておきます。


映像はこちらになります。ブラウザはChromeですと動画内をグリグリ動かして見ることができます。
なおiOSのYouTubeアプリでもグリグリ動かして見ることができます。


【THETA S】で渋谷を360°撮影 編集、メタデータをつけてYouTubeにアップロードまでやってみました。
https://youtu.be/j9TlIY-yGuk




THETA Sの廉価版が出ました。HDMI出力無し ムービー連続撮影5分まで。

RICOH デジタルカメラ RICOH THETA SC (ブルー) 360°全天球イメージ撮影デバイス 910743


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まず「THETA S」の説明を若干しておきます。

「THETA S」は360°の写真及び動画を撮影することができるカメラです。
https://theta360.com/ja/about/theta/s.html


写真だとこんな感じになります。この時設定とかはフルオートで撮っています。

【THETA S】で360°動画撮影・編集・YouTubeアップまでやってみました。動画撮影編1

それを360°で展開して見せれるようにすると下のようになります。写真内をドラッグすると色々動かせます。

Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA


動画だとこんな感じになっています。

【THETA S】で360°動画撮影・編集・YouTubeアップまでやってみました。動画撮影編2

これを展開して360°で見せれるようにするとこんな感じになります。同じく映像内で掴んだりすると動かせます。

音結構拾えているもんなんですね。渋谷スクランブル交差点。 - Spherical Image - RICOH THETA


以上のように「THETA S」はこういうのが撮れるカメラということです。
ちなみに「THETA S」は「THETA」シリーズとしては最新のカメラです。結構人気があるようでアマゾンでは発送まで結構かかるみたいですね。


追記:4K動画が撮れるTHETA Vが出ました。




んでここからようやく本題です。

・動画撮影
・動画編集
・タグ情報をつけてYouTubeにアップ

という順で説明していきますが今回は「動画撮影」に関して解説します。




・撮影の準備

「THETA S」で撮影する前準備をまずします。
「THETA S」単体での撮影もできますがiPhoneなどを持っている場合は「THETA S」と繋げるアプリをインストールしておくと便利です。
というかインストールしておいてください。

【THETA S】で360°動画撮影・編集・YouTubeアップまでやってみました。動画撮影編4

https://itunes.apple.com/jp/app/ricoh-theta/id667238484?mt=8


「THETA S」の電源を入れてiPhoneの設定でWi-Fiの確認をします。

THETAXSの文字列から始まるネットワーク名がありますのでそこをタップ、パスワードはTHETAXS以降の数字を入力してください。
「THETA S」本体の底面にも書いてあります。

これで繋がるので「THETA」のアプリを立ち上げると「THETA S」の操作ができたり「THETA S」の中にある写真や動画をiPhoneにダウンロードしてiPhone側で確認することができます。


「THETA S」とWi-Fiで繋がっている状態
【THETA S】で360°動画撮影・編集・YouTubeアップまでやってみました。動画撮影編5

「THETA S」と繋がっていない状態
【THETA S】で360°動画撮影・編集・YouTubeアップまでやってみました。動画撮影編6

で、シャッターを押したり動画の撮影オンオフが出来たり撮った写真や動画を確認できます。
要はリモートでシャッター押せるってことですね。撮影している状態によっては本体に手が届かないといったこともありますのでそういう時にはこれを使ってシャッターが押せます。

あと静止画ではISOの設定やシャッタースピード、ホワイトバランスなどの設定ができます。写真に関しては設定によってかなりの高画質で撮影できるかと思います。

【THETA S】で360°動画撮影・編集・YouTubeアップまでやってみました。動画撮影編7【THETA S】で360°動画撮影・編集・YouTubeアップまでやってみました。動画撮影編8
【THETA S】で360°動画撮影・編集・YouTubeアップまでやってみました。動画撮影編9【THETA S】で360°動画撮影・編集・YouTubeアップまでやってみました。動画撮影編10
【THETA S】で360°動画撮影・編集・YouTubeアップまでやってみました。動画撮影編11


ということでこのアプリを使って「THETA S」を操作することを前提にして撮影のお話をします。
本体のみでの操作もできますが今回ここでは割愛します。




・実際に撮影する。

撮影ですが、今回の目的としては渋谷をぶらつき渋谷の様子を俯瞰的に動画撮影します。
普通に手持ちで撮影しても良いのですが普通の目線で歩いている所を撮ってもなんとなくつまらないかなと思いそれなりに高さのある所から撮影したいなと考えました。

「THETA S」の底面にはネジ穴がありますのでそこに一脚を装着して思いっきり伸ばした状態で撮影します。
その状態で持っての撮影なので高さとしては2メートル20〜30センチくらいにはなったんじゃないかと思います。
映像を見ると歩行者信号の高さくらいまではあるみたいなのでもうちょっと高かったのかもしれません。

【THETA S】で360°動画撮影・編集・YouTubeアップまでやってみました。動画撮影編13

ちなみに使用した一脚はこれです。


本体が上にあって手に届かないような位置にありますので本体のシャッターボタンは押せません。なのでiPhoneからアプリを使用して「THETA S」を操作することになります。
撮影前に 「THETA S」とiPhoneをWi-Fiで接続、 「THETA 」アプリを立ち上げます。

【THETA S】で360°動画撮影・編集・YouTubeアップまでやってみました。動画撮影編14

ここでは動画を撮影するので動画撮影へ。
解像度はフルハイビジョンの1920×1080が良いかと思います。
なるべく高解像度で。
真ん中のTHETAロゴを押すと撮影が開始されます。

【THETA S】で360°動画撮影・編集・YouTubeアップまでやってみました。動画撮影編17

ちなみに写真の撮影ではプレビューがあるのですが動画の撮影ではプレビューができません。
なので動画撮影時は上の画像の画面のままです。ただ撮影前にどのような感じなのかを確認したい場合は一度写真撮影の方をタップして確認してみると良いかと思います。もちろんプレビュー画面を触って360°の確認ができます。

【THETA S】で360°動画撮影・編集・YouTubeアップまでやってみました。動画撮影編16

確認したら再度動画撮影の方にいきます。真ん中のTHETAロゴをタップして撮影が始まります。動画撮影を止めたい場合は再度THETAロゴをタップします。

【THETA S】で360°動画撮影・編集・YouTubeアップまでやってみました。動画撮影編17

と、ここで動画撮影時の注意事項ですが


・カメラには前後があります。

THETAロゴがある方が前、シャッターボタンがある方が後ろになります。
この下の画像のだと後方です。

【THETA S】で360°動画撮影・編集・YouTubeアップまでやってみました。動画撮影編18

ここらへん意識して撮影しないと例えば前に向かって歩いているつもりが後ろを向いて歩いているような映像になってしまいます。
まあ360°撮影なので映像見る人が方向を変えれば良いだけの話なんですが、撮影中にコロコロと前後変わってしまうような映像になってしまうと見る方も辛いので。
パッと見でカメラ本体の前と後ろ同じように見えてしまい前後逆に気づかずに撮ってしまっているという事は結構あると思うので注意してください。


なるべく向きは固定で撮るように意識してください。特に今回は本体を直接手に持ってではなく一脚を持って撮影しているので向きが変わってても気づかない場合が多々有りました。



・人混みとかで人が多い場所だと頻繁に 「THETA S」との接続が切れます。

ただし「THETA S」との接続が切れたら即撮影が中止されるわけではないのでそこは安心してください。大抵はアプリ画面で接続しなおせば再接続できます。たまに設定からWi-Fiを選びなおさないといけない場合もあります。
あれ?タップしなくても大丈夫だったかな?記憶が曖昧です。

※画面どこか触って下にフリックで繋がるかも?
【THETA S】で360°動画撮影・編集・YouTubeアップまでやってみました。動画撮影編19

上にも書きましたが撮影中はどのように撮影されているのかはわかりません。なので確認したい場合は一旦動画撮影を止めて、その撮影した動画を 「THETA S」からiPhoneに転送してiPhone上で確認します。

【THETA S】で360°動画撮影・編集・YouTubeアップまでやってみました。動画撮影編20

そうすると次のような画面になり「THETA S」の中にある写真や動画がサムネイルで表示されます。
動画にはビデオカメラのアイコンが出ています。

【THETA S】で360°動画撮影・編集・YouTubeアップまでやってみました。動画撮影編21

サムネイルをタップすると即iPhoneへの転送が始まります。
転送が終わったら再生などの確認ができます。

【THETA S】で360°動画撮影・編集・YouTubeアップまでやってみました。動画撮影編22

動画はファイル容量が大きいので結構時間かかります。
そのダウンロードした写真や動画はアプリ内で確認できます。

【THETA S】で360°動画撮影・編集・YouTubeアップまでやってみました。動画撮影編23

サムネイル一覧が出るのでどれかタップすると360°の映像なり画像が確認できます。

【THETA S】で360°動画撮影・編集・YouTubeアップまでやってみました。動画撮影編24

と、こんな感じで操作・確認をします。

なお動画撮影時間ですがフルハイビジョンで45分程度の撮影はできるようです。
連続動画撮影時間ですがこちらの動画撮影では9分弱は撮影できています。

電池持ちはそうですね、45分程度の動画撮影はできるんじゃないかっていう印象です。
ですから一回の撮影で充電無しでいけるくらいじゃないかと。
結構本体に熱は持つようなので夏場の撮影ではどうなるかわからないですね。


追記 : THETA Sの廉価版が出ました。HDMI出力無し、ムービー連続撮影5分までのようですので長時間の撮影をしたいのであれば廉価版ではなくTHETA Sの方が良いです。





あと動画撮影時のポイントですが、

・ブレに関しては極力少ない方が良いので、なるべく摺り足気味で動くのを意識して上下に動かないようにすると良いかと思います。
スタビライザーがあればそれを使うことでブレを少なくすることができるかもしれません。
360°撮影ということで後から編集ソフトなどでスタビライザー処理とかは無理です。端と端が合わなくなります。
(編集ソフトなどでVR用のスタビライザーが用意されている場合もあります。)

・上にも書きましたがカメラの前後を意識して撮影する。
なので上下の意識とカメラを回転させない意識をする。

・三脚なり一脚なり使って撮影するのであればiPhoneなどのスマートフォンからアプリで操作するのが必須になります。iPod touchでもできるはずです。

・写真撮影にはISOなどの設定ができるのですが、動画撮影に関しては全てがオートになります。で、オートだと写真撮影でもそうなんですが明るいところとちょっと暗いところを一緒に撮るとちょっと暗いところがかなり暗くなります。これは普通に撮影するにはどうしようもないと思うので後で明るさの補正は必須かと思います。なおYouTubeにアップするともっと暗く(薄暗く)なるような印象になります。


 追記※本体アップデートとアプリのアップデートが来ていまして、HDR撮影ができるようです。(静止画だけだと思いますが)なので明るいところと暗いところの差があってもHDR撮影であればかなり良い結果になるんじゃないかと思います。 

という感じですかね。次は 「THETA S」で撮った映像編集を解説します。
http://動画素材.com/blog/post-3373/

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