「動画素材123NEOを使ってMotion5をいじる」の第2段です。
「リプリケータ」と「ルミナンスキーヤー」の説明を主にしていきます。Motion使い方初心者向けです。
前回は「動画素材123NEOを使ってMotion5をいじる.1 「ビヘイビア」「ブレンドモード」でした。
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【Motion5】使い方1(ビヘイビア・ブレンドモード)
Motion5を使ってどんな事ができるのかを動画素材123NEOを使い何回かに渡って説明していきます。 Motion使い方初心者向けです。ちょっと見た目は変わりますがMotion4でも同じ事は可能なは ...
今回の完成動画はこんな感じです。
8/29にAmazon.co.jp限定で動画素材123NEOのフルハイビジョン版動画素材114本を収録したDVD-ROMが付録でついてくる動画素材123FULLとNEOのセットが発売されます。
こちらをお勧めしておきます。
■1.まず「動画素材123NEO」から「044_RYTHME_CIRCLE_1」を配置します。
プロジェクトのインスペクタは前回と同じように960×540 29.97fpsです。
また、前回と同じようにループ動画素材なのでループの設定をします。
プロジェクトの継続時間をこのループ動画素材を2回繰り返した「00:00:07;29」にします。
「タイムライン」から「プロジェクト」を選び「情報」から継続時間を変更します。画像は変更前です。
■2.完成動画はスピーカーが複数配置されています。レイヤーを複製して配置でも良いのですが、これを「リプリケータ」でやってみます。
タイムラインで「044_RYTHME_CIRCLE_1」を選択し「L」キーを押すか、「オブジェクト」から「リプリケータ作成」を選択するか、画像にあるアイコンをクリックしてください。
そうすると「リプリケータ」が適用されますが、動画素材にはアルファチャンネルを含んでいませんので下画像のようになってしまいました。
これだと完成品のように複数のスピーカーの配置はできませんので、これから動画素材の白い部分を抜いていきます。
白い部分を抜く前に少し下準備をします。
「タイムライン」でスピーカーレイヤーの「044_RYTHME_CIRCLE_1」を選択し、「インスペクタ」の「情報」から「クロップ」にチェックを入れます。「トリミング」だと思っていただけたら大丈夫かと思います。
キーイングとかで抜く前に余計な部分を消す事で色々楽になります。
今回は画像のような設定にしました。
そうすると先ほどのこの状態から
このようになりました。
この状態から「フィルタ」→「キーイング」→「ルマキーヤー」を適用します。
するとこんな感じになります。
これだと別に白い部分が抜けたわけでもなんでもないので「ルマキーヤー」を色々いじっていきます。
「フィルタ」を適用したレイヤーを選択した状態で、「インスペクタ」→「フィルタ」で「ルミナンスキーヤー」を確認してください。
次に「反転」にチェックを入れます。そうすると画像のようになります。
この状態で白い部分が抜けているのですが、黒の部分も薄く抜けてしまっているのでそこらへんを調整します。
適当に「ルマキーヤー」の「マットツール」から「縮小/拡大」を「-6.0」にしました。
こんな感じになりました。
黒い所が中途半端に抜けなくなったのは良いのですが、イメージが違います。
ここで更に「フィルタ」から「マットマジック」を適用させます。
「インスペクタ」→「フィルタ」で「マットマジック」が適用されているのを確認して「シュリンク」の値をいじっていきます。
ここでは「2.82」にしました。
実際にはこんな感じです。
キーイングはこれでよしとしまして次に「リプリケータ」をいじっていきます。
「タイムライン」で「リプリケータ」を選択し、「インスペクタ」タブから「リプリケータ」タブを選択します。
完成動画では縦に3つ横に3つのスピーカーを配置してあるので「列」「行」の値を「3」にします。
これだとそれぞれのスピーカーが重なってしまっているので「リプリケータ」の「サイズ」と大きさを調整する「調整」をいじります。
下の画像のように設定しました。
ちなみに真ん中のスピーカーがどうも他のスピーカーより下に配置されていて気になったので、「重ねる順番を反転」にチェックを入れたり「シャッフルの順番」にチェックを入れたりしています
。という事で下画像のようになり、イメージしていたようになりました。
■3.背景を配置します。「動画素材123NEO」から「048_RYTHME_CIRCLE_1」を配置、その下に前回も使用したグラデーションの配置をしました。
「048_RYTHME_CIRCLE_1」は「ブレンドモード」で「オーバーレイ」に設定。グラデーションは「YUV調整」で青っぽくしました。
その後スピーカーレイヤーを「ブレンドモード」で「ハードライト」に設定。
4.ロゴ配置
今回も「動画素材123NEO」のロゴを配置しました。
動きは「ライブラリ」から「ビヘイビア」の「投射」と「エッジ衝突」を使用しています。
ロゴレイヤーを複製したりして「ブレンドモード」の「乗算」で重ねたものを「ピンライト」で合成したりしました。
結果このようになりました。
完成品
以上です。今回は「リプリケータ」とそれに伴う作業の「キーイング」を中心に説明しました。「リプリケータ」じゃなくて普通に複製して調整でも良いかと思う方もいますが、「リプリケータ」を使った方が複製するより処理が軽いといった利点があります。ざざっと並べたりするのであればこちらの方が作業時間が短くすみます。
投稿者プロフィール
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もうだいぶ前からになりますがクラブVJをやっていました。 そこから映像関係のお仕事をやるようになり、コンサートや企業プレゼン、展示会などのムービーを創ったり、時にはプレゼンテーション素材をつくったりするようになりました。
今はPVなども制作したり動画素材を配布・販売したりしています。
■書籍も出しました【動画素材123+45】168本のFHD動画素材を収録しています。
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