iPhoneで2本のマイクが使える iRig Mic Lav編【ひとりでもなんとかできる音声収録講座】2017.02.22追記：iRigRecorderFREEバージョンアップ

2017.02.22追記：iRigRecorderFREE がバージョンアップしたので追記しています。

【ひとりでもなんとかできる音声収録講座】
今回はiRig Mic Lavです。iPhoneで2本のマイクを使って収録できます。

映像を一通り見ていただければiRig Mic Lavについてはわかるかと思います。

YouTubeの映像では一通り説明していますが、こちらのブログではiRig Mic Lavを使った時のちょっとこぼれた話をしていきます。

まずiRig Mic Lavなんですが、商品紹介ページはこちらです。

http://www.ikmultimedia.com/jp/news/?item_id=7355

商品紹介ページを見ると

・2本のマイクを使う事ができる
・モニターができる(収録中に音をリアルタイムで確認できる)
という事が強調されています。

音のリアルタイムモニターができるとの事なのでそこに興味を持って使ってみたんですけどね、

iRig Mic LavをiPhoneに繋げただけだとリアルタイムモニタリングできないです。

カメラアプリからビデオにしても特に何も聞こえないです。

こんな風に外箱には図がありまして接続はこのようにはしているんですけどね、

スイッチ的なものもありましてそちらもちゃんと設定しているんですが、モニターができないんですよ。

とりあえずマイクとして使う事はできているようですが…

接続の確認やらサイトの確認やらしてみたんですが、わかりません。

なお説明書のようなものは一応同封されていますが、モニター機能に関しては何も記載はありません。

サイトにはさもリアルタイムモニターできるように書いてあるんですが、やり方は書いていない。

http://www.ikmultimedia.com/products/irigmiclav/

という事でこちらではどうにもわからなく IK Multimedia のサポートに連絡してみました。

夜にメールをしたら次の日のお昼には返信がきておりましたので対応は早かったです。

で、その内容なんですが、要は

・繋げただけではリアルタイムモニタリングはできない
・IK multimediaのアプリをインストールする必要がある。(例えばiRig Recorder FREEなど)
・アプリの設定からリアルタイムモニタリングをオンにして、ビデオ撮影などで使う時はアプリのバックグラウンドオーディオをオンにする

という事でした。とりあえずひとこと言いたいのはですね、

そんなの初見でわかるはずないじゃん！

という事ですね。

そんなような事IK Multimediaのサイトにはどこにも書いていないですし、説明書らしきものにも書いていないわけですよ。
なのに初見でリアルタイムモニタリングできるように設定できたらそりゃもう超能力者ですよ。

アプリをインストールして

「Edit」の上あたりをタップして

「Settings」をタップして

リアルタイムモニタリングをオン
バックグラウンドオーディオをオンにする

YouTubeの映像部分ではこちらが設定の説明です。設定部分から再生できるようになっています。

という事でサポートへの返信にはお礼と要望としてそういうのわかるようにサイトのどっかに書いておいてくれって返信したんですが、今のところそういう改善は無さそうです。

追記分：「iRigRecorder」がバージョンアップしてちょっと設定する所が変わっています。

「iRigRecorder」を立ち上げるとこんな画面なので前と同じように右上の棒3本の所をタップすると設定の画面になります。

「Settings」をタップします。

「Background Audio」や「Latency」など設定します。

これで前と同じようにカメラアプリに戻ってモニターしながらビデオ撮影ができます。

ちなみに「iRigRecorder」でビデオ撮影が出来るようになりましたがここらへんは別記事で紹介します。

あとインプットレベルを調整する所が無くなってしまったようで、今の所この「iRigRecorder」で撮影している時にしか調整できないようです。なので違うアプリで撮影する時はまず「iRigRecorder」の録画ボタンを押してから調整、録画を止めてから別アプリに移動という感じになります。

この画面左下の歯車マークをタップすると、

44.1kHzか48KHzかの選択ができるようになっています。それとビデオ撮影時の解像度の選択ができます。

とりあえずiRig Mic Lavがどんなもんなのかという事でちゃんと使って収録してみたのがこれですね、

はい第1回目の「ひとりでもなんとかできる音声収録講座」です。

この時はですね、YouTubeにアップした映像ではまったく説明していないんですけどiPhone5sのライトニングからHDMIの出力をして映像のモニターをしています。

で、映像のモニターをしている時は、HDMIで出力している映像モニターから音が出るので、音のモニターはそこからになります。

注意点としてはHDMIで映像出力している時は結構ノイズが乗ります。かなり目立ちます。

これの対処法としてはアプリの設定で
「Latency」の項目を「LOW」に設定してください。「ULTRA LOW」の状態だとかなりのノイズが乗ります。

で、「LOW」にしててもそれなりにノイズが目立つので後処理で消せる人は消してください。

室内とか静かな所だと結構目立つとは思いますが外での撮影だとそんな目立たないかもしれません。

あ、もしかしてHDMI出力している時はIK multimediaのアプリを立ち上げていない方が良かったのかな？もしくはHDMIで出力しているからオーディオモニターの設定はオフの方が良かったのかも？要検証ですかね。

その他のiRig Mic Lavについての注意点ですが、

・モノラル収録になります。マイク1本でも2本繋げた状態でもモノラルです。ステレオにはなりません。これは構造上どうしようもないです。

・iPhone5sだと44.1kHzでの収録でした。映像は基本48kHzなので他の音と合わせるとどうしても音と映像が合わなくなったりする場合があるので注意しましょう。（追記：アプリがバージョンアップして48kHzの収録もできるようになっているようです。）

・インプットレベルは結構下げた方が良いと思います。ここらへんの設定はiPhoneをいじっていると反映しなくなったりするので、おかしいなと思った時はiPhoneからiRig Mic Lavを外して再度繋げてみましょう。

・iRig Mic Lavのウェブサイトを見ると、リアルタイムモニターができる！画期的！みたいな書かれ方されていますが、IK multimediaのアプリ(例えばiRig Recorder FREEなど)を使えばiPhone付属の純正イヤフォンマイクでもリアルタイムモニターできます。

・なのでiRig Mic Lavの優位性としては2本のマイクを繋げられるという所でしょうか。モノラル収録ですけど。

今回の一番の収穫はiRig Recorder FREEなど使えばiPhone付属の純正イヤフォンマイクでもリアルタイムモニターできるって所でしたね。

他のマイクとイヤフォンの組み合わせでもリアルタイムモニターできるんでそこらへんはすごく便利ですね。ただマイクによってはちょっとノイズが乗る所は気になります。

あ、あとiRig Recorder FREEとか立ち上げっぱなしだとずっとバックグラウンドで動作している状態になるので終了させたい場合はホームボタンをダブルクリックしてアプリを上にフリックして終了させてください。

というところですかね。iRig Mic Lavの総評としては、

iPhoneで撮影する必要があり、２人で喋る場合がよくあるという時はかなり使えると思います。
その場合はiRig Mic Lavは2Packのものを購入しないと駄目ですね。

リアルタイムモニタリングができれば良いという場合は、iRig Recorder FREEを使えばiPhone付属の純正イヤフォンマイクでもできます。