Davinci Resolve Liteの機能「スチル」を今回使っていきます。
「カラー」で色々と色調補正をしますが、その色調補正のプリセットがあるのでそれを使います。
それと色調補正をして、他のムービークリップにも同じ色調補正を適用したい時に自分でつくった色調補正を保存して使えますのでそれの説明もしていきます。
1.スチル(色調補正のプリセット)を使う
2.自分で調整したスチル(色調補正のプリセット)を保存して他のムービークリップにも同じものを使う
YouTubeにアップしました。
https://youtu.be/Ojf07GaYR-A?rel=0ムービークリップを読み込み、タイムラインを作成してその中にムービークリップを配置している状態から説明します。
おおまかなDavinci Resolve Liteの使い方はこちらをごらんください。
【Davinci Resolve Lite】を使ってみる(セッティング・素材の読み込み・編集・レンダリング)
「スチル」は「カラー」の左上にあります。
プリセットは上矢印アイコンの「ギャラリービュー」をクリックします。
(Davinci Resolve 12だと カラー→ワークスペース→ギャラリー)
そうするとこのようなウィンドウが出てきます。
左上の「スチル」の欄では「ALL」を選択している状態なので全てのスチルが見えます。
この中から適当に選んで左下の「プロジェクトメモリー」もしくは「プロジェクトスチル」にとりあえず突っ込んでおきます。
「グループスチル」の中から適当に選び「プロジェクトスチル」にドラッグ。
ここでは「グループスチル」の下の方にある「Washed highlights」を「プロジェクトスチル」に持っていっています。
一回ギャラリーウィンドウを閉じて確認します。
Davinci Resolve Lite の左上に先ほどの「Washed highlights」が確認できます。
ムービークリップを選択している事を確認してから「Washed highlights」を右クリック、ここでは「ノードグラフを追加」を選択しました。
そうすると「ノード」に色々追加されてプレビューで変化も確認できます。
元の状態がこれ
「Washed highlights」を「ノードグラフを追加」でこうなりました。
このようにして「グループスチル」の中から色々とプリセットを選んで色調補正をかける事ができます。
この色調補正のプリセットを「スチル」という事でよいのかな?
他のも同じようにプリセットを「スチル」に追加して試してみたのがこちらです。
「スチル」を適用していない状態→「Washed highlights」→「Black N White」→「Old School」→「Music Video 1」→「Sepia Tint」→「Edge Effects」
さて次は
自分でつくったスチル(色調補正のプリセット)を保存して他のムービークリップにも同じものを使えるようにします。
とりあえずここでは適当に色調補正だのなんだのやっておきます。
一通りやってこの「スチル」(色調補正)を保存したいと思ったらプレビューの上で右クリック→「スチルを保存」を選択します。
そうすると左上にスチルが追加されます。このスチルが今までにやった色調補正などが保存されたもので、これを他のムービークリップに適用するとまったく同じ設定の色調補正ができるようになります。
なにも色調補正をかけていないムービークリップに先ほど保存した「スチル」を適用してみます。
「スチル」を適用したいムービークリップを選択し、
「コレクションを追加」もしくは「ノードを追加」を選択します。ここでは「ノードを追加」を選択しました。
このように先ほどと同じ色調補正をかけられました。
同じ設定の色調補正を使いまわしたい場合は「スチル」で保存してそれを使っていく事になります。
他のプロジェクトで保存した「スチル」を使いたい場合は
他のプロジェクトを開く→「カラー」に移動→「ギャラリービュー」をクリック→左上の「スチル」から「Local Database」→「スチル」を保存したプロジェクトを選択すると先ほど保存した「スチル」がでますのでそれを「プロジェクトスチル」なり「プロジェクトメモリー」に持って行ってください。
投稿者プロフィール
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もうだいぶ前からになりますがクラブVJをやっていました。 そこから映像関係のお仕事をやるようになり、コンサートや企業プレゼン、展示会などのムービーを創ったり、時にはプレゼンテーション素材をつくったりするようになりました。
今はPVなども制作したり動画素材を配布・販売したりしています。
■書籍も出しました【動画素材123+45】168本のFHD動画素材を収録しています。
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