今回のはこれの続きの記事↓
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一般的に販売しているデジタルフォトフレームで動画を使ったデジタル広告的な事はできるのかちょっといじってみた。ZOX(ゾックス)DS-DA707
最近色んなお店でよく見かける小さい映像ディスプレイ。お店や商品の紹介などで使われています。 こちらの記事の続編はこちら。 ここ最近は業務用のものではなく一般に販売しているデジタルフォトフレームを使用し ...
飲食店のデジタルサイネージ的なものをつくりました。
というわけで今回は
デジタルサイネージ的(動画)なものをデジタルフォトフレームでつくって設置までの過程を書いていきます。
結果としてはデジタルサイネージとしてちゃんとできていると思います。
2013/09/06追記 捕捉ですが設置してから3ヶ月ほど毎日夕方から夜の5〜6時間使っているようですが特に壊れたとかそういうのは聞いていませんので、水に濡れないようにとかホコリかぶらないようにとか気を付ければ耐久性に関してはさほど問題はないかなと思います。もちろん使う機種にもよるかとは思いますが。
お店はこちら。↓お料理が大変美味しいお店です。
ZOX(ゾックス)DS-DA707 をブラックボードのくり貫いた所にとりつけています。
DS-DA707は今はもう店頭在庫など無いので、それに変わるもの
■まず最初にブラックボードをどうにかするのですが、使用したブラックボードはこれかな?
一応屋外なのでブラックボードにレインカバーを使用します。
ボード上の方を切り取りそこにデジタルフォトフレームを埋め込もうというわけです。
まずこの表裏二枚繋がって三角になっています。もちろんこれが通常な状態なのですがこれを外します。
作業する時はもちろん外した方が良いかと思いますが、最終的に使う時も外した状態で壁に立て掛けてそれぞれ別で使用します。
■二枚繋がっているちょうつがいを外して別々にしました。
■デジタルフォトフレームを埋め込む場所を決めます。
今回ほぼ原寸大のデジタルフォトフレームの画像を印刷してそれを貼って目安にしています。■そしてこの黒板を切り抜く場所を決めるのですが、黒板の上からパカッとデジタルフォトフレームを埋め込む感じにします。
そうするとどういう風にしようかとなるのですが、正面から見るとこう、
で、裏を見るとこうなっています。(画像は黒バージョン)
下の画像赤枠が出っ張っている部分なのでそこの大きさで黒板を切り抜き、そこに黒板の上からパカッとはめればよいわけです。
正面から見るとこの部分です。この大きさで黒板を切り抜きます。透明の縁が突っかかりになります。
まず電動ドライバーの先を細いドリルにして要所要所で穴をあけていきます。
とりあえず問題は無さそうだったので太いのに変えてもう一度同じ所に大きい穴をあけました。
ちなみに今回使用した電動ドライバーはこちらです。
BOSCH(ボッシュ) バッテリードライバー[IXO4PLUS]標準だとプラスマイナスのドライバービットなどしかついていませんので別でドリルセットなどを用意しました。
E-Value 六角軸チタン鉄工ドリルセット 10Pcsそれで次にどうするかというと「引き回し鋸」という物で穴をあけた所に差し込んで切っていきます。
角利 引き回し鋸 改良目 180mm
切り抜きました。
実際には写真の切り抜いた大きさでは小さくてパカッとはめれなかったのでここからもう少し切り抜き部分を大きくしています。
んで、切っている途中で気付いたのですが、表面の黒板と裏のベニヤの間に薄いスチール板があったんですね。
写真だと分かりづらいですが。
正確に言うとスチール板の表面が黒板?なのかな?なのでこういうの切っている時は注意してください。
うっかり切り口を触ったりするとスチールの所でざっくり手が切れるかもしれませんので。
事前に軍手など手袋をしていればかなり防げるかとは思います。
そして無事に黒板にデジタルフォトフレームを埋め込む事ができました。
裏はこんな感じです。
立て掛けるのでデジタルフォトフレームが直接壁に当たらないようにストッパー的なものをつけています。
デジタルフォトフレーム周りの透明プラ部分にドリルで穴をあけてから木ねじで黒板と固定しています。
これでいわゆるハードの方は完成です。
■次はソフトの映像部分になるのですが、自分の場合は今まで撮影業務はほとんどやった事が無いのでどうしようかと思ったのですが、知人に相談した所「三脚は無いとダメ」という事で三脚は購入しました。
購入したのはダイワのDST-43です。
ダイワのビデオ三脚は値段の割にはかなり良い物なので評判も良いとの事です。
次にビデオライトも購入しました。
で、どれを購入しようかと色々と見ていたのですが、ACアダプタ付きのこれにしました。
室内での撮影になりますから電源の確保はできるので。それとSONYのビデオカメラのバッテリー、アダプタをつければパナソニックのも使えます。単三電池でも使えます。
それとレフ版を自分でつくったりしました。
現場に行った時はビデオライトを使った疑似的なライトボックスもつくってみたりしました。
ライトボックスと言ってもビデオライトの前にPP板を置いただけですけど。
と、このような準備をしまして、お店の料理などの撮影に挑むわけですが、
一応事前に簡単なコンテっぽいのは書いています。
コンテで使っている写真はもちろんあくまでも参考なので実際の動画には撮影したものを使います。
で、ここでは焼き場での焼いている音を使う案を出しています。
うるさくない程度に焼き場の音を出せれば前を通った人たちに少しは興味を引いてもらえるかなと考えました。
ので、マイクを使います。写真の左下にあるのがマイクですね。
これをなるべく焼き場に近づけて音を録ります。
ちなみに焼き場の所はかなり高温なのでカメラが結構早い段階で高温の警告が出てカメラが止まりました。なのでなるべく近寄りつつ、ズームで撮っていく感じになります。
焼き場での撮影はビデオ撮影及び録音がメイン。
その後はでき上がった料理などの撮影ですが、写真撮影がメインになります。
一応ビデオも撮っているのでビデオキャプチャを何枚か上げておきます。
あ、前の記事でも書きましたが撮影した写真を確認する為にWi-Fi SDカードの「ez Share」を使っています。
iPadでez Shareアプリを使い、設定で自動プッシュにして使いました。
詳しくはこちらで「Wi-Fi SD カード【ez Share】を試してみた」
ま、そんなこんなで色々撮影し、後日撮影したビデオデータを編集してこのようになりました。
MP4
右端切れて黒くなってるのはフォトフレームでの再生都合です。音は後半だけ入っています。
実際の設置だとこんな感じですね。(iPhoneで撮影しましたがかなり手ぶれています。余計な音が入っているのでここでは音を消しています)
MP4
と、こんな感じです。
とりあえず設置して気になったのは
・めいっぱい音量上げてもそれほど音は大きくならない。レインカバーかぶせてるのも要因。(うるさくても困るけど)
・意外と明るさが足りないかも。結構周りが明るい事もあり、近くにいけば十分見えるが遠くからだと目立たない。(モニタじゃなくてもなんにせよ遠くからだと見えませんが)
そんな所が気になりましたが実際にはボードは近づいてみるものですし、近づいて映像を見る分にはまったく問題は無いので、低コストでやってみるには良いかと思います。ただし屋外だとそれなりに気を使わないといけないのでレインカバーなどで防水などした方がよろしいかと思います。本体以外には電源の所など。
室内で使う分にはまったく問題無いと思います。屋外だとちょっとハードル上がりますね。
というわけで、東中野「備長炭火焼き じげ」よろしくお願いいたします。
追記
この作業をやる前に
Twitterで「ホームセンターてんこ」みたいな所で簡単にやってくれる所ないかなぁとなんとなくツイートしました所、
「ホームセンターてんこ」の作者、とだ先生から直々にアドバイスが (^^;
@mgd_es なるほど〜 もし自分で作られるなら、これもTANOK!さんに教えてもらったこの電動工具がオススメです→ http://t.co/RVpFPV6TB2
板の繰り抜きなどができる工具ですが、回転がゆっくりなので初心者にも扱いやすいそうです。
— とだ勝之(ティアG11bデザフェスA18 (@katsudoren) 5月 21, 2013
@mgd_es 「電動工具まではちょっと…」という場合はこういうノコギリがよいかと思います→http://t.co/5z5oxf5Fvn
— とだ勝之(ティアG11bデザフェスA18 (@katsudoren) 5月 21, 2013
アドバイスありがとうございました。
「ホームセンターてんこ」は以前から全巻持っています。
皆様方もご興味もたれましたら是非。
ちなみに結構前に「ホームセンターてんこ」を読んで 電動ドライバー買ってました (^^;
いや今回本当に電動ドライバー大活躍してました。
投稿者プロフィール
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もうだいぶ前からになりますがクラブVJをやっていました。 そこから映像関係のお仕事をやるようになり、コンサートや企業プレゼン、展示会などのムービーを創ったり、時にはプレゼンテーション素材をつくったりするようになりました。
今はPVなども制作したり動画素材を配布・販売したりしています。
■書籍も出しました【動画素材123+45】168本のFHD動画素材を収録しています。
◆もうちょっと詳しいプロフィールはこちらへどうぞ
▼動画素材.com 作者へのサポートをお願いいたします。
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