Insta360StudioでVR映像を通常の映像編集で使える映像ファイルにしていきます。
どういう事かというと、VR映像は大抵開くと下の画像のようになります。
この画像はTHETA Vで撮った映像をRICOH THETA.appで変換した後のものです。
このような映像になりますので通常の映像とは異なります。
解像度も3840×1920で16:9ではなく、2:1になります。
例えば上の画像の真ん中あたりだけを普通の映像のように切り取って使いたいとかそういう時は下の画像のようにします。これだと1920×1080の16:9となります。
なんですが、そういうやり方わからないよねという事で
Insta360Studioを使ってVR映像を通常の映像に変換していく作業を記していきます。
なのでInsta360Studioの使い方と言う事にもなるかな?
目次
- Insta360Studioを使ってVR映像を通常の映像に変換していく作業を記していきます。
- Insta360Studioはこちらからダウンロードできます。
- Insta360StudioをダウンロードしたらそれをインストールしてInsta360Studioを立ち上げてください。
- で、本題ですが、1部分を普通の映像素材として使いたいんだよなぁという時は
- 一通り終わったら一応誤動作を防ぐ意味も込めて右下の方にある「Preview」をクリックしてください。
- 確認した後、書き出しする場合はウインドウ右にある設定から色々設定をしていきます。
- 以上が一通りの流れになりますが、こっからちょっと応用編です。
- それとキーフレームを複数つける事によってアニメーションもできます。
- 「rectilinear」(perspective)から「Little planet」に変化するという事もできますので色々試してみてください。
- Insta360Studioを使うにあたっての注意事項
- なお今回説明で使用したVR動画素材はこちらからご購入できます。
Insta360Studioはこちらからダウンロードできます。
https://www.insta360.com/download/insta360-other?inspm=77c1c2.89f76e.0.0
Insta360StudioをダウンロードしたらそれをインストールしてInsta360Studioを立ち上げてください。
左側の+ボタンクリックでVR映像を選択するか、適当にウインドウ内にVR映像をドラッグしてください。
このようにVR映像が読み込まれます。
ウインドウ内のVR映像をドラッグしてVR映像を確認できます。
よくあるVR映像を球体として表示するやつとかは
VR映像下にある「rectilinear」をクリックして「fisheye」「little planet」「crystal ball」とかを選択します。「Flat」はこの記事先頭らへんにある画像のような表示ですね。
「Flat」
「fisheye」
「little planet」
「crystal ball」
とかって表示できます。
で、本題ですが、1部分を普通の映像素材として使いたいんだよなぁという時は
上のほうにある「Recorder」をクリック。左下の方にあるマークをクリックしてまずキーフレームを作成します。
適当にVR映像をドラッグしたりマウスホイールまわしたりして自分で良いかなと思えるように調整していってください。
一通り終わったら一応誤動作を防ぐ意味も込めて右下の方にある「Preview」をクリックしてください。
設定された通りに再生されますので確認
確認した後、書き出しする場合はウインドウ右にある設定から色々設定をしていきます。
一通りの書き出しする為の設定を見ていきます。
まず「Resolution」の部分、解像度ですね。
元の撮影データが3840×1920であれば1920×1080で良いかと思います。ただしVR映像は4K撮影でも引き伸ばして表示されるので解像感はかなり失われます。
次に「Export bitrate」、ビットレートです。
初期設定では9Mとなっています。画質に拘りたいのであれば17Mで
「Output Directory」と「File name」を設定します。
保存場所とファイルネームですね。ここらへんはきちんと設定をしてください。
一通りの設定をし終わったら「Export to」をクリックして書き出しを行います。
書き出しが終了したらファイルを確認してください。
以上が一通りの流れになりますが、こっからちょっと応用編です。
まず上の説明ではデフォルトの「Fish eye」での表示になりますが、これを他の表示に変更する場合はキーフレームを選択してから左のアイコンをクリックして変更します。
デフォルトの「Fish eye」
「rectilinear」(perspective)
「Little planet」
「crystal ball」
それでこっからVR映像をドラッグしたりなんだりして調整すればその表示で書き出しができます。
それとキーフレームを複数つける事によってアニメーションもできます。
ここでは最初と最後にキーフレームをつけました。
最後のキーフレームの所に合わせてから適当にグリグリいじります。
動きがアニメーションできます。
Insta360Studioでキーフレームうってアニメーション。 pic.twitter.com/tSvQS3NIy1
— ES... ( Molojun ) ? 動画素材.com (@mgd_es) September 19, 2017
もちろん途中でキーフレームをうってそこで変更する事もできます。
Insta360Studioでキーフレームうってアニメーション2 pic.twitter.com/rsEnlHeU9x
— ES... ( Molojun ) ? 動画素材.com (@mgd_es) September 19, 2017
不要なキーフレームは右クリックから削除できます。
「rectilinear」(perspective)から「Little planet」に変化するという事もできますので色々試してみてください。
Insta360Studioでキーフレームうってアニメーション3 pic.twitter.com/Okz9KCtJcE
— ES... ( Molojun ) ? 動画素材.com (@mgd_es) September 19, 2017
Insta360Studioを使うにあたっての注意事項
・VR映像を引き伸ばして書き出すので解像感は無くなる。
・Insta360Studioのプロジェクトファイル的なものは無いので1回終了すると全部設定やらなんやらも消えます。
・Insta360Studioがうちの環境では起動しているだけで常にCPU100%ぶんまわしているので出先でノートでの作業とかっていう場合は気をつけてください。
・横に回転はいくらでもできるのですが、縦には90°の範囲しか回転できません。
なお今回説明で使用したVR動画素材はこちらからご購入できます。
http://動画素材.com/SHOP/item/itemnew/3617.html
VR動画以外に通常の映像編集素材としてもご使用いただけます。
よろしくお願いいたします。
投稿者プロフィール
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もうだいぶ前からになりますがクラブVJをやっていました。 そこから映像関係のお仕事をやるようになり、コンサートや企業プレゼン、展示会などのムービーを創ったり、時にはプレゼンテーション素材をつくったりするようになりました。
今はPVなども制作したり動画素材を配布・販売したりしています。
■書籍も出しました【動画素材123+45】168本のFHD動画素材を収録しています。
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