前回は「映像ディスプレイ編 M3-2015春でのサークル動画素材.comスペース設営」と題しまして映像ディスプレイの事を
記していきましたが、
今回はテーブル上でのレイアウトを記していきます。前記事と同様コミケなどの他類似同人イベント即売会などでのスペース設営で参考になりますと幸いです。
まず実際のレイアウトは下の画像になりました。ここに辿り着くまでに色々と試行錯誤しております。
ひとつ前の記事で映像ディスプレイ編を書きましたが、レイアウトがちゃんとしていないと映像ディスプレイがしっかりしていても色々台無しになります。
なのでレイアウトは正解が無くてもちゃんと考える必要があります。
このM3-2015春でのサークル動画素材.comスペースレイアウトに至るまでの試行錯誤を書いていきます。
まず最初はテーブルの上にただ単に置いてみます。
家のテーブルは横幅75センチ×奥行き50センチですが実際のM3で使われるテーブル範囲は横幅90センチ×奥行き70センチです。
なので家のテーブル内できっちり収めてレイアウトできれば問題は無いわけです。
一番最初にとりあえずレイアウトした感じはこちらです。
はい、家のテーブルが汚くてお目汚しすみません。
少し説明しますと、左・真ん中・右と3つの頒布物を置いています。液晶ディスプレイの画面周りに仮で紙を貼っています。
当日のセッティングは楽でしょうけどこれは駄目ですね。
若干レイアウトを変えてみたのが下の画像ですがこれだと真ん中は良いとしても他が良くないですね。
ちなみに真ん中奥に置いてあるのはカチンコです。映像関連としてすぐわかるアイテムではありますが結局当日は使っていません。
頒布物に使うケースはハードケースではなくソフトケースなのでいわゆる平積みはできません。というより元々平積みをするつもりは無かったのですが、このレイアウトだと頒布物を置くスペースが無いんですね。
で、どうしようかと思案していましたが高さを使って立体的にしないと駄目だなという事になります。
ワイヤーネットをなんとか立たせてデジタルフォトフレームをそれにくくりつけようという方法をとってみます。以下の画像のような感じですね。下にラックを置いてそこに頒布物を置いてみようかと考えてみました。
デジタルフォトフレームとワイヤーネットは養生テープで無理やり巻いてくくりつけました。
ただし養生テープは粘着力が強いわけではないのでなんとなく巻いただけだと結構ずれてきます。説明難しいのですが養生テープで巻いた後ろの方で養生テープと養生テープをくっつけるようになんとか調整します。これでなんとか安定しました。
で、上の画像の場合だとですね、スペースの横に並べる事になってしまうのですが、横に並べて3台置けるスペースは無いんですね。
そこそこどれも大きいので。少なくとも2台は縦に並べる必要が出てきます。下の画像の場合だとデジタルフォトフレームの下に空いている所があるのでそこにまたデジタルフォトフレームを設置します。
そうなるとこんな感じになります。ワイヤーネットを支えているのはダイソーによくある足が折り畳める棚です。
後ろから見ると折畳みの棚がこんな感じでワイヤーネットを支えていますが当日はこの方法を採用していません。
それとこれだけだと結局バランスが良いとはいえませんので何かしら他の支えが必要になります。
で、iPad側の方はどうしようかと思案しまして、ダイソーのメタルラックで小さい棚を組み立てて上にiPadをとりつけてみようと考えました。
こんな感じです。当初はiPadのすぐ下に頒布物を置いておこうと考えていました。
デジタルフォトフレームとiPad、二つ並べるとこんな感じです。
下にあるカゴはここに残り二つの頒布物をいれます。結局三つともカゴの中に入れることになるのですが。
なんで頒布物をカゴの中に入れることにしたかというとですね、
平積みをするつもりは無かったという事は上にも書きましたが、平積みをすると中々手に取ってもらえないんじゃないかなと思ったんですね。平積みよりもカゴの中にガサっと入れておいた方がより手に取ってもらいやすいんじゃないかと考えました。
ま、どっちにせよソフトケースだと平積みは難しいです。ぴっちりと入れられる箱の中に入れるとかしないとすぐ崩れてしまいます。
手に取り辛い物よりかは手に取りやすい物の方がより頒布できるんじゃないかと考えたわけです。なのでカゴを用意してその中に入れました。イメージとしては駄菓子屋みたいな感じです。
ちなみにカゴもダイソーです。白色が中々無くてですね、ピンクと緑はすぐ見つかるんですけど。なのでダイソーに行った時に白いカゴが無いかいつもチェックしていました。
さてここで映像ディスプレイ周りを整えてみます。
下の画像のようにそれぞれ紙を貼っています。ちなみにそのまま紙を貼ったわけではなくその下に薄い発泡スチロールみたいなの(名前忘れた)を切って貼ってその上に紙を貼っています。
実際にセッティングしまして
こうなりました。しかしですね、なんかしっくり来ないんですよね。これ一緒にした方が良い?という事で…
一緒にしてみました。こっちの方が良さそうですね。
うん、液晶ディスプレイはまとめた方が見栄えが良いです。
この状態だと高さがあるなぁと思ったので後日若干低く修正しました。
が、低くした分奥行きが広くなってしまいました。iPadはラックの上に黒いバーをつけてそこにカバーをかける感じに設置して固定します。
下の画像は当日のものではありませんが、このような感じでカバーをかけて固定しました。
あ、当日の写真もありますがこれだとわかりづらいかな?上の厚紙はスペース番号書いた紙を貼っています。
下2台のデジタルフォトフレームは遠目だとわからないんですが、スペース前に来たときにしゃがんだりしなくても見れる角度なのでこれでも良いかなと。
メタルラックとデジタルフォトフレームを載せたワイヤーネットはマジックテープで繋げています。3ヶ所を繋げています。下の画像は当日ラックの裏からです。
デジタルフォトフレーム2台を載せたワイヤーネットは結構重さがあります。メタルラックの方のiPadも結構重量ありましてメタルラックの後ろに重心がいっているのでメタルラックとiPadでは後ろに倒れそうになるんですよね。そこにデジタルフォトフレーム2台を載せたワイヤーネットを前に繋げる事によって重心が安定しました。
あとは向かって右側の方、パッケージ置く所をもうちょっとなんとかします。
最初はパッケージの近くに映像ディスプレイを配置するつもりだったのですが、その映像ディスプレイとパッケージの位置が離れてしまったので、パッケージの所に映像ディスプレイ周りの紙と同じような文言の紙を置きます。それとパッケージには値札を貼ります。
こんな感じでつくってカゴの後ろに差しておきます。A4の紙に印刷、裏に厚紙を貼っています。
当日使ったのは改良してプレビュー画像も入れています。
それと映像ディスプレイ以外にも静止画でどのようなものか確認できた方が良いと思ったのでそれぞれの頒布物の内容キャプチャ画像をフォトブックにしました。
当初はパッケージと一緒にカゴの中に静止画サンプルを置いておくつもりだったのですが、手伝いに来てくれた方が当日にそこだと目立たないというか全体的にスペースの色合いなどがシンプルなので少しは賑やかな感じを出そうという事でカゴの前に静止画サンプルのフォトブックを広げて中身が見える状態で配置してくれました。
立ち寄った方はだいたい静止画サンプルを見ていただきましたし、こちらからもスペース前に来た人たちに「サンプルあるので良かったらどうぞ」と声をかけやすくなりました。結果的にこの静止画サンプルをつくったのは大正解でした。映像よりも静止画の方が自分のペースで確認できますからね。
あ、肝心のパッケージですが、前述の通りソフトケースを使っていまして、ジャケットは自分で制作、A3の中に2枚配置してセブンイレブンで印刷、自分で全部裁断しています。
DVD-Rにデータを収録して盤面はプリンターで直接印刷しています。
パッケージはこれを使っています。
DVD-Rはこちらを使用
太陽誘電のはもう出ないので他の安いのでも良いかと思います。
外装フィルム?はこちらを使用
実際に使ったジャケットデータはこちらです。
このPDFをUSBメモリなどに入れてセブンイレブンのコピー機でA3の大きさでデータ印刷して裁断。裁断するのにどうしてもずれますので、おおまかに線よりちょっと内側を切ったらソフトケースに入るくらいの感じでつくっています。
http://firestorage.jp/download/957f6882f8fb6e974a678433171223e47378ee43裁断機はこちらの古い型の方を使いました。
なお以前から使っていた場合、刃など交換していなければ交換してください。古いまま使うと紙の切り口が汚くなります。
刃とその下のマットも交換した方が良いです。
あと値札はラベルシールを使用しています。ラベル印刷用のアプリケーションがあれば一気につくれるので便利です。
それと当日気にした方はあまりいなかったと思いますが、テーブルクロスは黒に近い紺色のものを使用しました。
一度白色のものを使ってみたのですがどうもピンとこなかったので濃い色で。
あとですね、サークルシートっていうんですかね?テーブルの前面に垂らして貼るやつなんですが、これも制作しました。
よく見ると切れ目入っています。これはですね、まずA3サイズで作成→セブンイレブンのコピー機でデータをA3印刷→出力したA3を元にマルチコピーでポスター印刷→A3を4枚で出力してそれらを繋ぎましたのでこうなりました。あとこの写真だとテーブルクロスが床に付いちゃっていますがこれは当日床上10センチまで上げて直しています。
パッケージ置くところですが、奥の方は足が折り畳める棚を使って1段上げています。パッと見の見栄えはこちらの方が良いかと思います。
一応フライヤーというかチラシも制作しています。
結構前につくったのですが、当日までに変更点が出てしまったので変更した所を上からシールを貼って対処しています。
前日入りしておおまかにセッティング。細かい所は当日調整という感じですね。
で、当日冒頭の写真のようになりました。
レイアウトとパッケージ編は以上です。色々説明できる所は全部したはずです。多分。
次回は今まで書いた部分とかぶりますが、どのように考えて見せていったのかというポイントを上げていきます。
投稿者プロフィール
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もうだいぶ前からになりますがクラブVJをやっていました。 そこから映像関係のお仕事をやるようになり、コンサートや企業プレゼン、展示会などのムービーを創ったり、時にはプレゼンテーション素材をつくったりするようになりました。
今はPVなども制作したり動画素材を配布・販売したりしています。
■書籍も出しました【動画素材123+45】168本のFHD動画素材を収録しています。
◆もうちょっと詳しいプロフィールはこちらへどうぞ
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