前回も長々と「レイアウトとパッケージ編 M3-2015春でのサークル動画素材.comスペース設営」を書きましたが今回はM3の開催までにやってきた事、スペースでのポイントや気になった事をまた長々と書いておきます。
■まず申し込みして当確してからやった事
頒布物の作成
頒布物に収録するデータの作成
これが無いと始りません。
ケース、DVD-Rなどパッケージの用意(詳しくは前記事参照)
DVD-Rの盤面デザイン、家のプリンターで印刷。
パッケージング
ジャケットデザインとそのデータをセブンイレブンでデータ印刷、裁断
データができていないとジャケットデザインはできないのでとにかく収録するデータは早め早めで制作する。
ジャケットの大きさだとA4で1枚しか入らないけどA3だと2枚入ります。A4をデータ印刷1枚50円、A3データ印刷1枚80円なのでA3で印刷した方が安くあがります。
実際のデータのリンクを貼っておきます。 http://firestorage.jp/download/957f6882f8fb6e974a678433171223e47378ee43
なお全部の頒布物を足しても100にも満たない数でしたのでプレスに出したりジャケットを印刷屋に印刷してもらったりはしていません。
頒布物の一部は当確出る前の年始くらいに一度作成、寝かせておいてからまた一度見て修正するという期間的に余裕ある進行で制作。
■頒布物の紹介ムービー作成。
作成したものはYouTubeにアップ。
ここで作成したものは当日の映像ディスプレーにも流用(詳しくは前記事参照)
頒布物紹介のムービー及びウェブページM3のサイトに登録
M3当日一ヶ月前くらいには作成している。
M3に映像上映コーナーというのがありましたがそちらには出していません。
PV・MVなどある方は短く編集してから出しておくと良いと思います。
■フライヤーの作成
要はチラシですね。A6で作成しまして最低ロットに近い200部で作成。会場のチラシ置き場に置かせてもらったり自分のスペースに置きました。
自分のスペースに置く場合はスペース的に穴のある所を埋める感じで配置。あとはもちろんスペースに寄ってくれてきた方に配っています。
名刺サイズでも良いんですがこういう所で人の手に届くのであれば少し大きい方が良いかなと僕としては思います。
■サークルシート前面
フライヤーを元にしてA3サイズでデータ作成。それをPDFに書き出しして保存。USBメモリなどにデータをコピーしてセブンイレブンのコピー機でA3データ印刷→それを元にしてコピーからマルチコピーでポスター印刷→A3を4枚印刷でそれぞれ繋ぎ合わせる。そうするとほど良い大きさで前面に貼れる。
難点としては繋ぎ合わせるのが面倒くさい。
自分の場合は大丈夫だったがキャラクター物とかの場合はさすがに切れ目が気になるのでそういう物の場合は大人しく大きいのが印刷できる所に出した方が良いかと思います。
普通にA4サイズのものを貼っている方も大勢いますが視認性が悪いと感じます。
前面に出すのですから遠くから見てもなんとかわかるくらいには大きくした方が良いのではと感じました。
■当日より前にネット上でやる事。
今回はM3で参加だったのでM3での例です。
サークルリストの情報登録。
確かサークル参加で申し込む時にいくつか登録できるはずで、その後にも「PRサイト登録」フォームで登録できます。
http://www.m3net.jp/attendance/circle2015s.html
登録はしていても何も情報が無いようなサイトだったりまったく更新していなかったりの所も多いようなので最低限の情報提供、頻繁な更新はしておきましょう。
「M3友の会ニュース」に登録
http://www.m3net.jp/friend/index.html
大型バナー付きニュース記事の掲載↓
PRバナーの掲載↓
「大型バナー付きニュース記事の掲載」と「PRバナーの掲載」ができるのでぜひ掲載しましょう。
なお「ニュース記事は、1サークルにつき1日1回投稿することができ、記事の掲載期間は最大14日です」との事なのでイベント開催までの1ヶ月前、1週間前、当日といった感覚で投稿すると良いかなと思います。バナーをつくらないといけませんがそこはなんとかしましょう。
専用ウェブページ開設
上の情報登録で何かしらの情報を掲載しているページが必要になるかと思いますが、今回自分の所では専用ページを作りました。
http://xn--hhro09bn9j8uh.com/m3_2015_0426/ブログの1記事とかでも良いのでとにかく頒布物の情報がちゃんとわかるようにつくると良いかと思います。Twitterやfacebookでも良いですが短文できちんと伝えるのは難しいです。専用ページをちゃんとつくって速報系のお知らせなどではTwitterを使うとかが良いのかな?あと更新はする事。更新していないとちゃんと活動しているのかな?と不安になります。
「興味を持って来た人にちゃんと情報が伝わるようにする」というのがポイントです。
「沢山の人に知らせる」という所ではないです。
「沢山の人に知らせる」という所も大事かとは思いますが、自分の場合そこまで拡散力はありませんのでそこはスルーしています。
が、一応本サイトにもお知らせで掲載はしています。
「頒布物」の情報はしっかり出しておきましょう。
頒布価格、内容、スペース番号、開催場所へのアクセスの情報などなど。
■即売会当日
誰か手伝ってくれる方がいるのであれば呼んだ方が良いかと思います。1人で全部やるのは正直しんどいです。
手伝っていただいているので最低限交通費+お気持ちくらいは捻出してお渡ししましょう。
むやみに声かけは自分だったら引きます。
それだったら自分のスペースに目を引くようなレイアウトをして自然に引き込めるようにした方が良いかと思います。
何を言いたいかというと見た目重要。超重要
。■以下自分の場合は映像だけだったので見当違いの事を書いているかもしれませんが
当日感じた事を書いておきます。
M3だとやはり音楽ですので曲で勝負というのは当然なのかと思いますが、視聴してもらう為にスペース前まで来てもらうというのがひとつのハードルです。
視聴させる為に声かけというのはもちろんひとつの方法ではありますが、
見た目でふらっと引き寄せる→あ、視聴します?→頒布物を手にとってもらいながら聞いてもらう。という流れが良いのかなと。
見た目というのは単純な派手さとかそういう事だけではなく、情報も一目でわかるようにしてあるって事ですね。例えばジャンル表記とか短く紹介文とか。それらを補うように絵だったりなんだったりあるととても良いですかね。
あと気になったのは視聴している人の目のやり場です。視聴している時に歌詞カードとかイメージイラスト集みたいなのがあると視聴している方のイメージも膨らんで良いかなと思います。目のやり場も困らないし。
視聴の曲もそのまんまじゃなくてアルバムだったら全曲を思いっきり短く編集してメドレーにするとか。もちろんフルも用意しておいた方が良いですけど。
・スペースに来てもらった方が混乱しないように(あれあれ?)
・必要以上にクエスチョンマークが出ないように(どうなっているの?)
・面倒くさいと感じてしまわないように(もういいや)
スペース上のレイアウト・視線の誘導などに気を使うと良い結果になると思います。
当日の設営だけでこういうのはできません。事前に家とかで良いので何度か実際にスペースを再現してシミュレーションさせてみると良いです。
そういう事をやっていると当日のスペース設営と片付けもスムーズにできるようになります。
設営はまずテーブルクロスから。
そしてサークルシート(大きさなどの確認は事前にしといた方が良いかと思います。)
上にも書いていますが、M3の場合はM3のサイトにサークル情報を登録できますのでそこは必ず登録しましょう。
あとカタログにスペース情報として画像が登録できますがここも重要です。サークルキーワードリストというのもありますのでサークルネームの他に簡単なジャンルの表記などはしておいた方が良いかと思います。カタログをチェックして来てくれている方もいらっしゃいますので。
■あと気になったのは意外と人の視線というか視野は広くないという事ですね。
今回スペースの半分くらいは映像ディスプレイ、半分は頒布物と二分割していたのですが、映像ディスプレイは気にしないで頒布物やそこに置いてあった静止画サンプルの方を見ていた方が多かった印象です。
視線がまず下の段の頒布物、もしくは静止画サンプルで一旦止まります。
そこから次に映像ディスプレイもしくは上の段でした。なので視線を大きく移動させるようなレイアウトはあまりよろしくないのかもしれません。
今回は映像ディスプレイを観なくても頒布物の内容はわかるようにしていたのでこれが良かったのかと思います。
前回の記事でも書きましたが、静止画サンプルを大抵の方は見ていかれました。
今回は頒布物のひとつで4K60Pという動画素材集を頒布しました。が、これは「どう使えば良いの?」という感じのものでネタ的要素が大きいものでした。
しかしこういうものもあるとスペースに立ち寄ってくれた人に対して話しがふれたりするなどのきっかけになる場合もあります。
頒布物は1種類よりかは複数あった方が良いです。多分3種類がベストかと思います。
その場で選択する事ができるという事は立ち止まって見てもらえているという事なので。しかし3種類以上あるとちょっと混乱するかも。うまいレイアウトができれば多くても大丈夫なのかもしれませんが。
スペース上がごちゃっとしていた事もあるのですが自分の場合は基本的に立っていました。
座っていた方が良いとか立っていた方が良いとかは無いと思いますが、スペース前に誰かきた時に急にガタッと立ち上がったりするのはびっくりするのでやめましょう。少し緩い雰囲気を出しているくらいで丁度良いです。
と、長々と書きましたがこんなもんでしょうか?参考になる所がありましたら幸いです。
投稿者プロフィール
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もうだいぶ前からになりますがクラブVJをやっていました。 そこから映像関係のお仕事をやるようになり、コンサートや企業プレゼン、展示会などのムービーを創ったり、時にはプレゼンテーション素材をつくったりするようになりました。
今はPVなども制作したり動画素材を配布・販売したりしています。
■書籍も出しました【動画素材123+45】168本のFHD動画素材を収録しています。
◆もうちょっと詳しいプロフィールはこちらへどうぞ
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