Davinci Resolve Liteを使ってみる スピード変更・フレーム補間(オプティカルフロー・フレームブレンド・ニアレスト)スロー再生
と題しまして、ムービークリップのスピード変更及びフレーム補間について探っていきます。
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YouTubeに【Davinci Resolve Lite】スロー再生(オプティカルフロー・フレームブレンド・ニアレスト) の映像をアップしてみました。
【Davinci Resolve Lite】スロー再生(オプティカルフロー・フレームブレンド・ニアレスト)
ムービークリップのスピード変更手順です。
まずタイムラインにムービークリップを配置しました。
何も処理していない状態のムービークリップです。
タイムライン上のムービークリップを右クリックで「クリップの速度を変更」を選択します。
「速度変更」のウィンドウが出ます。
とりあえずここでは100パーセントから60パーセントに変更しました。
「変更」をクリックします。
一見タイムライン上では特に変更があるようには見えませんがムービークリップの速度が遅くなっています。
その遅くなった分ムービークリップの尺が延びています。
ムービークリップのアウトポイントを掴んで延ばせます。
ここでレンダリングしたのがこれ
「クリップの速度を変更」→「60パーセントのフレームレート」
次は「クリップをリタイム」を選択してみます。
同じようにタイムラインにあるムービークリップを右クリックで選択します。
そうするとタイムラインにあるムービークリップの表記が変わります。
ムービークリップの下に100%という表記があります
そこの右にある三角▼をクリックして「速度を変更」から今回は「50%」にしてみます。
ムービークリップの尺が二倍になりました。
ここでレンダリングしたのがこちら。
速度を変更50パーセント
尺を延ばしたのは単にフレームレートを30から15とかにしただけなのでフレーム補間などは一切ありません。(いわゆるニアレスト)
なので ここでフレーム補間を足してみます。
タイムラインにある速度変更をしたムービークリップを選択して「インスペクタ」を表示させます。
表示されない場合は「インスペクタ」のアイコンをクリックしてください。
「インスペクタ」の下の方に「リタイムとスケーリング」という項目がありますのでそこの「リタイム処理」を「オプティカルフロー」にしてみます。
ここでレンダリング
リタイム処理を「オプティカルフロー」
ですが、電球がおかしいですね。フィラメントの部分と電球の先にあるメーカー名などが書いてある所がブレブレになっています。
後ろの人物の動きなどは特に問題は無さそうですが。
なので違う処理をしてみます。今度は「フレームブレンド」を選択してみます。
ここで書き出したのがこちら
「リタイム処理」で「フレームブレンド」を選択
「オプティカルフロー」と比べたら滑らかさは無いんですが、先ほどのようなブレブレは無いので今回の場合は「フレームブレンド」の方がよろしいかと思います。
「プロジェクト設定」で「フレーム補間」の所を「ニアレスト」から「フレームブレンド」や「オプティカルフロー」に変更するとそのプロジェクトのフレーム補間のデフォルトがそれに変わります。
しょっちゅう使う場合は先にここの設定をしておくと良いかと思います。
あと「クリップの速度変更」と「クリップをリタイム」の機能としての違いはなさそうですね。
「クリップをリタイム」だと見た目が変わって変更がすぐわかるので、
「クリップをリタイム」で見た目を変えてから大ざっぱな値の場合はそこで変更、細かい値で調整したい場合は「クリップの速度変更」で変更した方がわかりやすそうです。
「フレームブレンド」で速度25パーセント
「オプティカルフロー」で速度25パーセント
「オプティカルフロー」すごく滑らかですね。
色々と使ってみないとわからないかもしれませんが素材はすごく選びそうです。
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投稿者プロフィール
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もうだいぶ前からになりますがクラブVJをやっていました。 そこから映像関係のお仕事をやるようになり、コンサートや企業プレゼン、展示会などのムービーを創ったり、時にはプレゼンテーション素材をつくったりするようになりました。
今はPVなども制作したり動画素材を配布・販売したりしています。
■書籍も出しました【動画素材123+45】168本のFHD動画素材を収録しています。
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